アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
僕の幸福理論
-
ヒトミside
アズマが、大好きだった。
気づいたらずっと一緒にいて、いつの間にか好きになってた。
小学校も、中学も、高校も、その先も。
ずっと一緒で、ずっと好きでいると思った。
伝えたいけど、俺は男で。
アズマも男で。
言い出すことなんて出来なかった。
だけど、アズマが背中を押してくれたから。
伝えたいと思った。この気持ちを、俺の愛を。
叶うことなら、共有したいと思った。
結果はダメだったけど、三ヶ月なんて今までに比べたら何ともない時間だと思えた。
それに、お互いの気持ちも分かり合えた。
三ヶ月待てば、付き合ってくれると言った。
幸せだった。
悲しいくらい、幸せだった。
なのに。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
53 / 112