アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
番外編 すぐにゃんが生まれた日 後半
-
僕が死んじゃって
1人ぼっちになった
パパは
廃人みたいに
どんどん
ボロボロになって
見ていられなくなった
なんとか
してあげたくて
僕はここにいるょ
いつでも
そばに居るょ
って
伝えたかった!
でも
どんなに
叫んだって
話すことも
触れることさえも出来ない…
パパには
届かない
僕の名前すら呼んでくれない
それでも!!…
毎日毎日
パパに届くように
願い続けたんだ
そしたら
ある日
すごぉーーーく
格好いい
男の人が降りてきて
「お前の使命は何だ?」
「…僕の使命??」
「自分の気持ちも
伝えきれない甘ちゃんには
分かりもしないか」
「ッッ!!
伝えたくても…
死んじゃったから
無理じゃないかっ!!」
「そうだよっ
死んだら終わりなんだよ!
…お前は
生きようとしたか?
感情を出して
人生を楽しもうとしたか?
辛い毎日と
少しでも闘ったか?
ただ…死んで
楽になりたかっただけじゃないのか」
全部
図星
何も言い返せなかった…
闘ってる振りをしてたんだ
現実に
目を背けて
我慢が僕の闘いだと…
耐えてさえいれば
いつか
終わるって…
でも
それは
逃げてただけで
いつの間にか
快感に身をゆだねて
僕自身も
パパも
救えなかった
病気の縁でさえ
闘うコトをせず
死の河を
早々に渡ってしまった
僕が居なくなれば
僕の存在を
思い出してくれるかもなんて
そんな淡い期待と
惰性で
耐えることさえ
諦めたから
言われて
初めて…
死を後悔した
これから
どうなるのか
怖くて
大声で泣いた
もっと…闘えば…良かったのに
「…
もう過去には戻れん
お前の未来も消えてしまった…
自分自身に謝るんだ
若くして未来を手放した
お前自身に…
だけど
お前の唯一の
肉親はまだ生きてる…
孤独に苦しみながらな
…
お前の使命は
何だ…?」
僕の
使命………………
目の前にいる
哀れなパパ
ちゃんと…伝えなきゃ!!
届け
届け
届けッッ!!
「……パパァ!!」
「……!?
私は…寝ぼけてるのか…」
「…パパぁ
僕が見えるんだね…
声が聞こえるんだね…
…パパ
ごめんね…
寂しい思いをさせて
ごめんなさい…
僕は
パパが大好きだったよ
パパのしたことは…
全部…
辛いけど…許してあげる
だから…
お願い…僕の名前を呼んで…
最後に
ママとしてじゃなく
僕を抱いて欲しい………」
そして
僕は
最後に
パパを受け入れた
「ん…クッ…
悪かった…すまない…すまない!!
気付くのが
遅すぎた
本当にすまない…
愛してるよ…すぐにゃん
私の愛しい息子
お前は
自慢の息子だ…
すぐにゃん……
すぐにゃんッッ!!」
僕は
今まで感じたことないぐらいに
気持ちよくて
乱れた
初めて
全身でパパを感じたんだ
「ッッ…パパぁああ~
ンンッッ…ァッ…ァッ…ぁあああ…
ハァアアンッッ…ン…ァン…ァンァア…
パパ…嬉しい…気持ちイイょぉ
ありがとう…
パパ…
最期の…
本当に最期のお願い…
僕とママの分まで
生きてほしぃ」
「!!
…
ぁあ…すぐにゃん…
約束するよ
私への罰は
お前達の居ない世界で
生きていくことだ…
今度は
現実から逃げないで
生きるよ…」
「うん…
僕
パパともっと
生きたかったなぁ…
でも
これでもう大丈夫
もう…
行かなきゃ
ありがとうパパ!」
「すぐにゃん!!
ぁあ
愛しい息子
すまない
すまない
すまない
すまなっいーーーーー」
パパは
消えた僕の残像を
抱きしめながら
何度も僕の名を呼んで
泣いていた
だけどね
約束は
きっと守ってくれる
そんな気がした
「僕の使命…果たしてきたよ」
「はぁ?
お前の使命はまだまだ
果たされちゃいねーよ!」
「えっ?
これから天国に
連れて行ってくれるんじゃないの?」
「これから
お前は
下級の下級の
そのまた下の下っ端天使として
修行してもらう
テメェの力で
多くの人間を救え
そいつが死ぬ前に
新しい生き方を見つけてやるんだ
それが
お前の使命
わかったら
とっとと
働いてこい!!
天使は暇じゃねーんだよ!!!」
と言うわけで
達成感たっぷりで
天国から
悠々自適にパパを
見守ろうと
思っていたのに
そんな
暇はないみたい
やたら
口の悪い
美しすぎる
降ってわいた男の名は
大天使
ミカエル様
僕の直属の上司となった
そして
考えた挙げ句
僕の身体は
快感を忘れられないし
僕のお尻は
キュートだし…
お尻天使になることにしました
と言うわけで
お尻で
あなたを幸せにする
桃尻天使すぐにゃんの
誕生です!!!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 13