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①宮野弘樹
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入学式が終わると
生徒は、教室にそれぞれ戻った。
俺は、自分の席に座ると
あいつの笑みを思い出した。
なんなんだ。
なんか、企んだようなあの笑みは!
あー、
朝の俺は、なんであいつに話しかけたんだー。
頭をわしゃわしゃとかく。
そして、机に伏せると
なんであいつに話しかけた?
それは、桜が似合っててすげぇ...なんか綺麗..だった。
だーー違うっ!違うっ!
また、頭をわしゃわしゃとかいた。
....困ってたみたいだったし、何だか放って置けなかった。
だから、話しかけたんだと思う。
んー..とうなだれる。
「おーい、弘樹?大丈夫?」
「おっ、お、おう。大丈夫、平気だ、問題無い」
「だ、大丈夫そうには見えないけどな」
はは、と苦笑いする小野寺。
机に伏せたまま、小野寺と喋っていると
いきなり、教室が黄色い悲鳴に包まれてた。
「うるさい...」
俺は、耳を塞ぐ。
「きゃー」
「どうしたの?」
「誰か探してるのー?」
と次々、話しかけている女子達。
「あ、いた」
と誰かを発見して教室に入ってくる
そいつは、
俺の腕を掴んで
「見つけました。先輩!」
え?
俺は、掴まれた腕を掴む手を辿り見ていくと
掴んだ相手は、朝の......!
新入生の.....
佐和田政宗だった。
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