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①宮野弘樹
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「ッあ、あんた、何して...っ」
「何って、先輩...キスです」
カッチーン..
「キスくらい分かるっての!大体なんなんだよ!
俺のファーストキスをあんたに奪われないといけねーんだよ!」
「え?!先輩、キスしたことなかったんですか?」
ボッと顔が赤くなるのが自分でも分かった。
べ、別にもてないって事はなかった。
何人か、付き合った人はいた。
ただ、相手がキスを求めてもキスできなかった。
なんでか、今では分からないけど。
それに、過去の人達はみんな口を揃えて言う
「顔はかっこいいのに、あたしが思ってる人とは違った」と。
「うるせー....キスがなんだよ!
キスがすべてって訳じゃねーだろ!」
俺は、うっすら涙を浮かべた。
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