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①宮野弘樹
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俺が救護担当するのは、体育館。
そして、今、一番盛り上がってるのも体育館。
あいつがいるから。
バスケをやる佐和田を見に休憩してる奴らが見に来ている。
あいつが綺麗なフォームでかっこ良くゴールを決める度に
体育館内が盛りあがる。
俺は、頬杖をつきながら
それを見る。
すると、
「宮野先輩!」
俺を呼ぶ方を見ると
女子2人が立っていた。
「どうした?怪我でもした?」
俺は、立ち上がり2人に近づいた。
「はい、この子が転んじゃって、肘と膝怪我したみたいで」
俺は、怪我した子の肘と膝を確認した。
「ほんとだね。大丈夫?こっちきて」
俺は、彼女の手を引き椅子に座らせて
肘を消毒して絆創膏を貼った。
膝にも絆創膏を貼ろうとしたら、
ウサギ柄の絆創膏しかなかった。
「ごめん、これでもいい?」
「え?!あ、はい。....宮野先輩、可愛いですね」
と、クスクス笑う後輩。
「ちょ、勘違いすんなって俺の趣味じゃないからな!」
と趣味だと勘違いされ恥ずかしくなり、頬を赤らめる。
「はーい」
俺は、絆創膏を貼り終えると
「よし、もう怪我すんなよ」と見送くる。が、
何か言いたそうにしている彼女。
「どうした?」
「あと、あの!わ、私...っ宮野先輩が...........「「「キャーーーーッ」」」」
彼女の、言葉が悲鳴によって遮られる。
悲鳴のする方を見ると
皆の中心で横たわる、佐和田がいた。
佐和田?!
「ごめん!また、話聞く」と彼女に言うと
俺は、急いで横たわる佐和田に近づいた。
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