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②佐和田政宗
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俺は、そっと
先輩を起こさずに上半身を起こした。
傍に、先輩がいる。
とてつもなく、嬉しい。
俺は、先輩の手に自分の手を重ね
先輩の寝顔を眺める。
そして、もそもそ動くと小さく伸びをして
目を覚ます先輩。
「おはようございます」
俺が声をかけると「ほわっ?!」と変な声を出し
椅子と共に1歩さがった。
「お、起きてるんなら起こせよ!あほっ」
起こせないでしょ。
気持ち良さ気に寝てたんだから。と心の中で言い。
「すみません」と謝った。
「たくっ、心配させんなよ」
え?
「し...んぱい、して、くれたんですか?」
「ばっ....わりぃかよ」
「いえ、悪くないです。寧ろ、嬉しい」
俺は、嬉しさの余り口元が緩み笑みを浮かべる。
が、次の先輩の言葉で
一気に真顔になってしまった。
「たく、どうせ倒れて怪我したのも
女子達にキャーキャー言われて浮かれてたんだろ」
俺は、怪我をしたのも忘れたかのように
勢い良くベッドに先輩を引っ張り込み、
先輩をベッドに押し倒した。
「ちょ?!佐和田っ、なにすr「俺が、倒れて怪我したは、別にキャーキャー言われて浮かれてたんじゃない...
先輩のせいです....」
「は...?」
俺は、押し倒した先輩の胸に額をくっつける。
「先輩が、あんな顔で誰かと話してるの見てられなかった....」
「あ、あんな顔って...」
「怪我した子に、顔赤くしてまで喋ってたじゃないですか」
先輩は、慌てて
絆創膏がウサギ柄しかなく、それを趣味だと勘違いされたからだと言った。
「そうだったんですか。
.......てっきりその子の事が好きなのかと思いました。
告白してるようにも見えたので」
俺は、顔を上げ先輩を見る。
次の瞬間、
先輩の「バーカ」と言う声ととも額に
バチコーンとデコピンをされた。
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