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①宮野弘樹
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いつも通り時間が過ぎ、
2人並んでラーメン屋へと歩いて行く。
「あーやっと先輩充電できる」
と、俺の手をギュッと握りしめる。
「や、やめろって誰かに見られたらどーすんだよ!」っと握りしめる手を振りほどく。
すると、佐和田は歩みを止め
「先輩ってさ、俺のことどー思ってます、か...?」
真っ直ぐと俺を見つめ表情では分からないが
何故だが苛立ち、悲しみを感じた。
佐和田が俺の手を握る、そして俺が振りほどく...
〝 酷いなぁ、先輩〟〝 照れ屋さんですね〟
いつもの光景だったはず
「..佐和田、どうした...?急に」
「...」
無言で返す佐和田に
ラーメン屋に着いて話したいことを言うことにした。
「あんたに聞きたいことがあったんだ...。
高校生なのになんであんなにシフトぎっしりで働いてんだろって...
それに最近、あんた変だ」
「...」
「何か困ってることあったら...「何?先輩が助けてくれんの?何かしてくれんの?」
こんな佐和田を初めてみた。
「第一、先輩は俺の事なんとも思ってないんだからさ
無闇に先輩、大好きな俺に"助けてやる"、"何か出来ることがあれば.."とか言わない方がいいですよ」
そして、睨みつけるように俺を見つめ
「俺、先輩になに求めるか分からない」
「さ、わだ....どうし、た...?あんたらしくない」
「俺、らしいって.....なんですか...」
佐和田らしい..
いつも、何だかんだ笑顔で返してた。
なのに今は違う。
あんたは、今何に苦しんでる...?
「.....今日は帰ります」
佐和田は、俺に背を向けて歩き出す。
俺は、とっさに佐和田の腕を掴んだ。
「...離してください」
俺は、離さず俯いた。
「...」
すると、逆に腕を掴まれ
引っ張るようにズンズンと歩いていく。
すると、ホテルとかかれたビルに連れ込まれると
中にいた男に「部屋借りる」と1言だけ言い
部屋に入り、鍵をすると
いきなり、ベッドへと投げ込まれた。
「...っ」
起き上がろうとした途端、
上に跨がられ、身動きがとれなくなってしまった。
「さ、佐和田....?」
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