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テスト7 晃side
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結局その日は転校生に会うことができなかった
そしてテスト当日になった
テスト当日、俺たち生徒会と風紀委員には仕事がある
午前中に帰る生徒がちゃんと全部ハンコを押してあるか見なければならない
このテストは全員強制参加が決められていて、参加しなければ退学にされてしまう
だからこの学校1の不良相楽 修平でさえ、前回のテストではハンコを全部押して帰って行った
といっても全教科白紙で出して、ハンコだけ押してもらっただけだから、すごいお早いお帰りだったけどな
9時から10時半までが生徒会、10時半から12時までを風紀委員が見るという分担だ
俺は、1年のS〜D組を担当していたが、流石にS〜D組でこんなに早く帰る奴はいない
・・・そろそろ交代の時間か
腕時計を見ると10時半をすこし過ぎていた
交代の奴遅いな
腕時計から顔を上げた瞬間、誰かが俺の横を通り過ぎた
焦って声をかけた
「おい‼︎おい‼︎そこのお前!」
「"そこのお前"とは俺のことですか?」
俺とお前しかいないのにバカかこいつ
帰るのか聞くと、帰ると言いだしたので仕事をすることにした
よしっ18個ちゃんとあるし、担任のハンコもあるっと
でもこいつバカなのか?
1-Sだろ?なんで、そんな奴がこんなに早く帰るんだよ
すると転校生だと言ってきた
なるほど、授業に出てなかったから分かんなかったのか
でも仮にもS組ならもっと粘ってから帰れよ
俺は転校生から興味が失せ、交代の奴を呼びに急いでその場を離れた
晃side end
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