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制裁8
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「ふざけたこと言ってんじゃねーよ‼︎」
突然会長がキレ始めた
「会長⁇」
「なんで何も言わないんだよ!」
「そうですよ
私達そんなに頼りないですか!」
「「そーだよ!誰にやられたの‼︎」」
「…………誰」
会長に始め皆んなで、キレ始めた
うーん誰って言われても知らなし
「はぁー分からないんですよ」
「嘘言うんじゃねーよ‼︎」
うわっ!狼少年になった気分
俺嘘言ってないのに…
「本当ですよ」
「なら、何されたんだよ!」
「ちょっと呼び出し食らっただけですよ」
「西園寺君、私は医者としてなんで君の傷が開いたのか正しく知らなければならない
どういう運動をしたのかな?」
これじゃ埒あかないと思ったのだろう
斎藤先生が背後に黒いオーラを放って聞いてくる
はぁ〜これ言われたら、俺に勝ち目ないじゃん
どういう運動って
空手?柔道?合気道?
うーんどれも使った気がする
「空手?柔道?合気道?ですかね」
「つまり、人を殴ってきた訳だ」
「そうですね
ぶっちゃけ俺なんかより、そっちの方がよっぽど心配ですかね」
「どこだ!どこに呼び出された」
「体育館裏ですよ
そっちの心配してあげて下さい」
そう言うと会長は携帯を取り出して、電話をかけ始めた
「今すぐ体育館裏に人を回せ
………ああ、1人も逃がすなよ」
困ったなー
これじゃ犯人が可哀想だし
「会長、犯人が分かっても処罰しないで下さい」
「「「「「「はぁ⁉︎⁉︎⁉︎」」」」」」
皆んなでそんな、頭おかしんじゃねーの?
みたいな顔で見ないで欲しい
「だって俺会長にチクッたって言われて、同じような目に遭う時間ありません」
まったく今日のこの時間だけでも、だいぶ時間のロスなのに
これ以上とかめんどくさすぎる
「…………じゃあどうすればいいんだ」
「何もしなくていいですよ
二度としないでくれって言って来たんで」
「それでもし、制裁が続いたらどうするんだ!」
制裁?嫌がらせのことそう言うんだ
「どうもしませんよ
でも、多分もう二度としないと思うので大丈夫ですよ」
「……処罰はしないが、犯人は調べるからな」
「じゃあ、それで手を打って下さい」
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