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学園祭準備2 晃side
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・・・ガチャ
蓮が戻って来た
「すみません会長、うるさくて」
「いや、それより電話の相手って誰なんだ?」
「えっ?」
ガタガタガタ
⁇
なんでみんなでずっこけてんだよ?
「「(あっくんそれは全然、然りげ無くなってないよ〜?仕方ないなも〜)
ねぇねぇ蓮は携帯2つ持ってるの〜?
この間僕達とメアド交換の時使ってた携帯は白い奴だよね〜
今は黒だね〜どうやって使い分けてるの〜?」」
おい!なんで話題変えるんだよ!
俺ちゃんと然りげ無く聞いただろ⁉︎
双子を睨んだが効果が無かったので、瀧に視線を送ると
瀧は眉間に指を置き呆れた顔で俺の耳元で言った
「会長それは直球ど真中と言うんですよ
双子に感謝して下さいね」
……直球ど真中?いつから野球の話になったんだ?
まあいいそれより今は蓮だ!
「あっこれはですね『ピリリリリリ…』…すみません」
ブチ
「蓮‼︎席を外さないで今!ここで!出ろ!」
"しまった"そう思った瞬間には遅かった
双子はもう知らない〜って顔してるし、瀧は頬をひきつらせていた
剛史に助けは求められねーし
…ヤバい
そう思い恐る恐る蓮の顔を見たが
蓮に怒っている様子はなく、何かを考えている様だった
「あ"ぁー蓮悪いn『分かりました』……え?」
「ですからいいですけど、もしかしたら席を外す事になるかもしれないので、期待しないで下さいね」
「……いいのか?」
「ええ」
そう言うとずっと鳴りっぱなしの携帯を手で持ち、その持った手を耳とは逆の方向に腕をめいいっぱいに伸ばして、反対の手の指を耳に突っ込んだ
はぁ?何してるんだ?
てゆーか電話切れないってどんだけだよ⁉︎
そして蓮がボタンを押すと、まるでスピーカーのボタンが押されたような大きな声と、物凄い早口で聞き取れない英語が流れてきた
英語⁉︎
そしてその英語の単語には殺す・死ぬ・殺してやるなどの危ない単語ばっかりが聞こえてきた
殺す?死ぬ?殺してやる⁉︎
お前はマフィアと会話をしてるのかっ⁉︎
呆気に取られている俺たちを見て、蓮は気まづそうに
「すみません、やっぱり席を外させていただきます」
そう言いまだ早口で何か言っている電話を無視して通話を切り出て行った
「…瀧今の英語聞き取れたか?」
「いえ、私にも少しの単語しか…
殺すや殺されるなど危ない単語ばっかりでしたが」
…だよな、聞き間違えじゃなかったか
蓮について知ろうとしたが、余計に蓮の事が分からなくなってしまった
「「まぁまぁ世の中には知らない事がいいこともあるってことだよ〜」」
「……そうですね」
「……そうだな」
今回はこの一言に尽きるだろう
晃side end
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