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学園祭準備11 晃side
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晃side
月曜日から蓮は生徒会室で仕事する様になった
まだ携帯はよく鳴るが…
良かった本当に嫌われてる訳じゃないんだな
だからと言って好かれてるということも無いんだろうが……
恋だと気付いた瞬間に失恋なんてことにならなかっただけマシだが…今の状況はどう考えても不利だ
流石にいきなり告ってもいい返事はもらえない
そう考えアピールする事にしたのだが…
うーん、アピールってどうしたらいいんだ?
ラブレターか?手作りお菓子を渡す?デートに誘う?それとももっと基本的な朝の挨拶からか?
今までアピールされてきたことを一つ一つ思い返し、考えてみたがいい案は浮かんで来なかった
こうしてる内に1週間はあっという間に過ぎようとしていた
あーくそ
俺は1週間何してたんだ?全く蓮に近づけた気がしない
「会長、そろそろ俺たちも帰りませんか?」
特に今日は他の役員は先に帰り、下校時間まで残っていたのは俺と蓮だけだった
せっかくの2人きりだったのに…何してるんだ俺は!
「あぁそうだな」
物凄い自己嫌悪に襲われながら、帰ろうと席を立った瞬間体が横に傾いた
⁈
「会長‼︎」
蓮が珍しく慌てた声を出しているのが聞こえ、俺の意識はそこで途絶えた
晃side end
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