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学園祭準備21 晃side
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晃side
蓮がいきなり俺が飲む筈の薬と水を口に入れた
驚いて蓮と呼ぼうとした瞬間目の前にはドアップの蓮の顔
急性ではあったが唇が重なる時もその後も全然乱暴じゃなくてむしろ労わるようにその唇は優しく触れてきた
俺が飲み込んだと分かると蓮の顔が離れていく
そして俯いて蓮はごめんなさいと繰り返している
俺が欲しい言葉は謝罪じゃない…
俺は蓮に一番聞きたくて、でも一番聞きたくないことを聞いた
「蓮は誰にでもこうゆう事をするのか?」
蓮の顔が驚きで上げられるが、その顔はすぐに横を向いてしまった
ブチ
俺の理性が犬の餌になった瞬間だった
俺は蓮の肩を押した
押されると思ってなかったのだろう簡単に蓮は倒れた
そして起き上がれないように両手をベッドに縫い付ける
体重を使って押し倒したので手に力が入らなくても簡単に押し倒す事が出来た
「え⁇か、かい、会長⁉︎」
自分が何をされたのかよく分かっていない蓮が俺の下で何か言っているが
その顔はやっぱり横を向いてこっちを見ようとしないしその顔色は何一つ変わっていなかった
ここまでしても無反応かよ!
ムカついた俺は蓮の第2ボタンまで開いた白い首筋に顔を埋める
「いっ、ん・・ぁ」
俺はそのまま首筋に吸い付き、その後ゆっくりと舐めた
そこに真っ赤に染まった跡が残っているのを満足そうに見て
そのまま耳元で囁こうと思い耳を見ると蓮の耳は真っ赤に染まっていた
えっ?
急いで蓮の顔を見たが顔はいつも通りで、しいて言えば少し赤いか?みたいな感じだが
それも気のせいかと思えばそう思えてしまうぐらいの変化だった
嘘だろ⁉︎耳かよ‼︎
分かりにく!
でもよくよく思い出してみれば、俺にお粥を食べさせていた時もずっと横を向いていて、耳が赤くなっていた気がする
もしかしてこいつ照れるとすぐそっぽ向いて耳だけ赤くするのが癖なのか?
俺は嬉しくなってついニヤニヤしながら聞いてみた
「おい蓮、お前耳真っ赤だぞ
これ癖なのか?」
「っ‼︎」
蓮は驚いて手で耳を隠そうとしたが生憎手は俺が拘束している
「なあ蓮、これ癖?」
「ひゃっ・・っぁ」
俺が耳元で囁いて耳を舐めると驚くほど甘い声が返ってきた
「はぁっ、会長…お願い、しますから……耳、やめて下さい」
少し囁いて舐めただけなのに蓮は快感を逃せなかったのか息が上がっていた
っ!エロい!
ヤバい、このままだと本当の目的を忘れる!
そう思った俺は今度は耳から離れ聞いた
「蓮、耳だけ赤くするのは癖なのか?」
蓮が横を向いたまま必死に首を縦にふった
今度から耳を目印にしようと決意しつつ、一番最初に聞いた質問を繰り返した
「じゃあ蓮はキス誰とでもするのか?」
俺の質問を聞いた途端蓮の耳が余計に赤くなった
「……ですよ」
「え?」
「だから!……………ファーストキスなんですよ」
⁇
「ファースト……キス?
誰が?いつ?」
「っ!俺のさっきのキスが、です!」
は?え?
……………!!!!!
////////////っ!
「う、そだろ?」
「本当ですよ、誰にでもなんて出来るわけないじゃないですか」
「だって、お前妙に慣れてたってゆうかなんてゆうか……」
「慣れてる訳ないでしょ
初めてしたんですから」
「……でも蓮はバイだって‼︎」
「バイですけど、あくまで男も女も抱けるってだけです」
「えっ?抱いたらキスは当たり前だろ?」
「⁇わざわざセフレにキスなんてしないでしょう?体だけなんですから」
…………なんだこの俺の方がおかしいみたいな言われようは
俺がおかしいのか?
それともアメリカではそれが普通なのか?
……分からない
兎にも角にも一つだけ分かったことは、蓮は照れると顔より耳が赤くなるということだった
これは嬉しい情報だと思っていると眠くなってしまった
……眠い
でもまだ蓮と話してたい
この幸せの時間にもっと浸っていたい
「会長?眠いんですか?」
そう言う蓮に答えられないぐらい眠かった
「薬やっと効いてきたんですね
おやすみなさい」
そう言った蓮の声はもう俺には聞こえていなかった
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