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遊園地デート8 晃side
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晃side
目を開けると蓮の綺麗な寝顔があった
…いつまでも見てたいな
思い出してみれば、蓮の寝顔は昨日見たのが初めてだ
俺が風邪を引いて泊まった時も、俺の部屋に蓮が泊まった時も蓮は俺より先に起きていた
蓮が俺の部屋に泊まった時なんか俺は何も考えずに蓮より先に寝るしかなかった
じゃないとあの場でそのまま押し倒していただろう、付き合ったその日は信じられないくらい嬉しかったから
…そう考えると俺が蓮より先に起きるのは珍しいな
時間を見ると朝の9時
いつもよりかなり遅いが、まぁ寝たのが遅かったからそんなものだろう
今日の予定はどうしようか?
別に慌てる必要はないのだから、このまま自然に蓮が起きるのを待って朝食を取るか
俺と会うまではアメリカに行ってたって事は、それなりに何かあったんだろう
蓮は別に疲れた顔をしていなかったが、昨日蓮の体を見て分かった
蓮は確実に疲れてる
本人の自覚があるかは分からないが、相当無理をしてる
学園祭の時は腹から腰にかけてのラインが細くてエロいだけだったが、昨日は鎖骨が浮き出てて抱き締めた感覚も折れて消えそうだった
それに今日の朝の蓮の夢
何を見たかは分からないが、疲れてるから嫌な夢を見るんだ
ゆっくり寝させて、たくさん食べさせて、甘やかしたい、休ませたい
そんな思いが俺の中にあった
「う……ん?………………!?」
蓮の瞼が震え、ゆっくりと瞼が開く
どこかボーッとしていたが、暫くして目が徐々に一杯に開かれた
多分俺との顔の近さに驚いたのだろう
「おはよう、蓮」
「っ!…おはようございます
あの…ずっと見てたんですか?」
もちろんと言うようにニッコリと微笑むと蓮の顔が一瞬にして真っ赤になった
えっ?……顔が赤い…っ!可愛い!
蓮の顔が赤くなった事により、俺もつられて恥ずかしくなり2人で顔を真っ赤にした
「……//////体大丈夫か?」
「えっ?…あっ……はい//////」
やっぱりか…どうせ何を言ってもそー答えることは予測出来てんだよ!
「蓮、照れてるのは一向に構わないが起き上がってちゃんと確認しろ」
寝てても痛いはずなんだが…
「っ!大丈夫ですよ!」
「分かったから、起きて飯でも食いに行くか?それともルームサービス頼むか?」
まぁ答えは最初から決めている
蓮がどっちを答えようとも、ルームサービス以外の結果にするつもりはない
蓮が起き上がるのをじっと見つめる
起き上がる時に一瞬だけ、本当に瞬きしてたら見逃すような瞬間だけ蓮は眉を寄せた
「蓮、俺になんか言うことねーか?」
「⁇…あぁ…k……………………晃はどちらがいいですか?」
こいつふざけてんのか⁈
それともわざと俺を怒らせて気を引いてるのか⁈
後者だったら可愛気があるが、こいつの場合はぜってー違う
それも会長って言おうとて俺の名前呼ぶに長すぎんだよ!
「ちげーよ‼︎体辛いならちゃんと言えつってんだよ!」
「……えっと、いや、その……っ…」
「⁇なんだよ、はっきり言えよ」
珍しく蓮の歯切れが悪い
「……他の人がどうかは分かりませんが、少なくとも俺はこの痛みは辛い痛みではないんで…痛いかと聞かれれば幸せですと答えられるぐらいなんですよ」
は?……………………っ!//////
「//////つまりお前は体が痛いのが辛いどころか、幸せだって言いたいんだな?」
「……そう、です
だから痛くていいんです、夢ではないと実感させてくれますから」
朝からなんつー爆弾発言をぶっ放すだこいつ…
あー押し倒してー、無理な話だが
「別にMだとかそーいうんじゃありませんから!」
蓮は焦って弁解しているが、正直どーでもいい
……あぁ本当、俺の彼氏は煽り上手だ
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