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遊園地デート9 晃side
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晃side
蓮は自分がとてつもなく恥ずかしい事を言ったのが分かっていないようで、俺が葛藤していることにも気づいてない
「兎に角、体は痛いんだからルームサービスにするぞ」
「ありがとうございます………晃はそれでもいいんですか?」
またか…
「なぁ俺の名前呼ぶ前になんでそんな間があるんだよ」
「……察して下さい
恥ずかしいんですよ//////」
っ!
……さっきから俺をきゅん死にさせる気か⁈
真っ赤な顔でデレるんじゃない!
デレ期か⁈ デレ期なのか⁈
普段顔色が変わらないお前がデレると攻撃力が半端ないんだよ!
頼むから自覚しろ!
そんな俺の心の叫びが聞こえない蓮はさっさと服を着て、ルームサービスを選んでいる
その姿を見て諦めのため息を吐くしかない俺だった
ルームサービスは俺が和食のセットを蓮が洋食のセットを頼んだ
「あの……晃に頼みがあるんですけど」
「?」
「観覧車…絶対に乗りたいんです
本当は昨日の夜に乗って夜景を眺める予定だったんですけど…ごめんなさい」
……なんで謝るんだよ
予定だった…って事は蓮も今回のデート楽しみにしてたんだな
…本当可愛い奴
そんな可愛い奴の望みを聞かない奴がいるはずがないだろ
「観覧車乗りたいなんて望みくらい、いくらでも叶えてやるから、そんな落ち込むなよ」
「明るい景色で夜景より綺麗じゃないかもしれませんけどいいんですか?」
「蓮と乗れれば関係ないだろ、そんな事」
「! そうですよね!」
ああ可愛い…抱きしめたい…
蓮は俺の言葉がよほど嬉しかったのか、俯いていた顔がバッと上がりはにかんで笑った後食事を再開させた
本当は蓮の希望通り夜になってから乗ってやりたいんだが、夕方には電車に乗って寮に帰らなければならない
何故なら始業式が近いからだ
俺達生徒会は始業式の準備をする事になっている
生徒会の仕事で学校が始まる前も、毎日会えるといえ、学校で会うのと私服で会うのはやっぱり違う
あぁ帰りたくない…
そう思うのは当然の事だろう
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