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遊園地デート10
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午前中は朝食と遊園地に行く準備と移動だけで終わってしまった
早起きすれば良かった…でもなー会長の腕の中安心できてすごい熟睡出来るんだよねー
自分の失態に反省をするが、多分次同じ事があっても熟睡してしまうだろう
観覧車の前に着くと昼間だからか、空いていてあまり並ぶことがなかった
「蓮、ほら」
ゴンドラが着て乗り込む時、会長は先に入って俺に手を差し出してくる
あぁ本当そーいうとこが格好いいんだって…
ほらみろ後ろに並んでる女性2人組が惚れるーとかほざいてるじゃないか…
朝だって俺の体に気を使ってルームサービス頼むとかさり気ない気配りするし…
でもって本人は全く気づいてないし…
はぁー格好いい彼氏を持つと大変だな
ゴンドラに乗り込んでどんどん高くなる景色を眺める
「以外と昼間でも景色いいですね!」
「あぁ」
会長はそう返事をするが景色なんて見てなくて俺をずっと見てる
「……俺じゃなくて景色を見て下さいよ」
「蓮を見てる方が何倍も楽しいから気にすんな」
……そんな漫画みたいなセリフをサラッと言っても違和感ないのは会長だからだろう
もうやだ…観覧車に乗った目的を実行する前にドキドキして困る
俺が会長を観覧車に誘ったのはここに噂があるからだ
《観覧車に乗って頂上でキスをすればその相手とずっと一緒にいられる》
真実味はないし、あり期待だし馬鹿げてる、自分でもそう思う
本来俺は占いとか信じる方でもない
どこの遊園地にもありそうな都市伝説的な噂
それでも俺はそれに縋りたい程、会長といる時間が欲しい
「晃の隣行ってもいいですか?」
どんどんと頂上が近づくほど俺の心臓はドキドキと鳴る
「そんな事聞かず隣に来いよ」
会長の隣に移動して2人でじっと見つめ合う
会長の頬に手を添えると、ちょうど頂上に着いた時にゆっくり口付けた
「‼︎」
たっぷり5秒数えて唇を離す
…うっわー恥ずかしい
昨日自分からしたディープキスよりずっと恥ずかしい…
顔を恥ずかしさで背けていたが、会長の反応を見たくてチラリと伺うと顔を真っ赤にさせている会長がいた
「顔真っ赤…」
思わずびっくりして呟く
「あのなぁ!好きな奴からキスされて嬉しくないわけないだろ!
こっちは心臓が幾つあっても足りないんだよ!」
てっきり会長は慣れてると思っていた…そっか…嬉しいんだ
いつも俺ばっかり余裕なくてドキドキしてるのかと思ってた
一緒なんだ…嬉しい…
どうかこの時間が長く続きますように…
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