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転校生⁉︎1 晃side
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晃side
始業式の準備も無事に終わり、その始業式もたった今終わって全員で生徒会室に帰って来た時だった
生徒会室に置いてある一本の電話がなった
この電話は教師と理事長が俺達に用がある時だけ鳴る
つまり、厄介事が持ち込まれる為だけに存在している
……取りたくねー
それでも取らないという選択肢はなく、嫌々電話を取った
「もしもし」
「やぁ、花園君元気かな?」
ゲッ理事長…
さっさと用件を聞いて切るに限る
「はい、理事長ご用件はなんでしょう?」
俺の理事長という言葉に全員が一斉にこちらを向く
瀧なんかすでに嫌そうな顔をしている
「あぁ今すぐ花園君と西園寺君、2人に理事長室に来て欲しいんだ」
俺と蓮の2人だけで?
「……分かりました」
何を企んでいる?
「会長、用件は何だったんですか?」
「分かんねーけど、俺と蓮は今すぐ理事長室に来いって」
「俺と晃で、ですか?」
「あぁ、だから行くぞ」
「分かりました」
コンコン
「「失礼します」」
「やぁ、来たね
それじゃあこちらも呼ぼうか…入っておいで」
「「⁇」」
訳が分からない俺と蓮をよそに、理事長の合図で理事長室の隣にある部屋のドアが開いた
「れ〜〜〜ん!!」
開いた途端にそれ程大きくないがテンションが高い声がし、その声の主は蓮に向かって一直線に走って飛びついた
「うわっ!虎賢⁉︎」
そいつは飛びついた途端、蓮に抱き付き蓮の頬にチュッとキスをした
なっ⁉︎⁉︎
この野郎俺の蓮に何しやがんだ!
これだけでも十分驚いたのにさらに驚いたのは、蓮がそいつにされたようにそのいつの頬にキスをし返した事だ
蓮⁈
確かにアメリカの挨拶ではありかもしれないが、ここは日本だ!
「理事長!どなたですか⁈」
挨拶が終わったんならさっさと離れろ!このクソ野郎!
ギラリと睨みを効かせて相手を威嚇するが、当の本人はどこ吹く風だ
「あぁ彼は九十九里 虎賢君(くじゅうくり とらまさ)今日からここの生徒になるんだ」
「えっ?虎賢、転校して来たの⁉︎」
「そうや蓮!おおきに!」
なっ⁉︎転校生⁉︎
「彼と話をしたら西園寺君の知り合いという事だから、生徒会と特に西園寺君に面倒見て欲しくて呼んだんだ
よろしく頼んだよ花園君、西園寺君」
「「……分かりました」」
そいつは蓮にベタベタと触っていて、俺を見て挑発するようにニンマリと笑った
虎だかライオンだか知らねーが蓮に気安く触んな!
くっそムカつく!
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