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転校生⁉︎5 晃side
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晃side
校内を案内しながら、転校生の目的を聞いた
「俺をわざわざ指名して何の用ですか?」
睨みを効かせて質問するが、相変わらずニヤニヤと笑って、目は全く笑っていない
「ええで単刀直入に言うたる
会長様は蓮のセフレやろ?」
確かに俺はさっきまで自分に自信がなかったが、それをお前が言うのはくっそむかつくんだよ!!!
「俺は蓮が言った通り蓮の彼氏です」
「…蓮はあんたの前やからそー言ったんやないか?」
っ!!!
「言うとくけど蓮の歴代のセフレは皆んな蓮が抱きたくて抱いたんやないで
他人に強要されたから抱いたんや」
少しそうでは無いかと思ってはいた
蓮を見てれば分かる
蓮はセフレと遊ぶような奴じゃないし、現にこの学校に来てからそういう行為を全くしてない
だから自分から進んでセックスしたかった訳ではないのだろう
「今、その話と俺がセフレだって話何か関係があるんですか?」
そう今は関係ない
「あんた"花園"やろ?充分関係あるやんけ
つまり俺はあんたが花園グループの息子やから蓮はあんたとセックスしたんやて言ってんねん」
口の中が異様に乾いて、心臓がドキドキと煩い
違うと言いたいのに声が出ない
そう言われてしまえばさっき蓮が咎めるような声を出した事にも頷けてしまう
蓮はこの事実を俺に知られたくなかったのだと、正常に働いてない脳が答えを出す
「あんたがどれだけ美味そうに蓮のを咥え込んだか知らんけど、俺が来たからにはもう蓮に近づかんといてや」
そんなまともに動いていなかった筈の脳が、話のくい違いを認識するのに時間はかからなかった
「咥え込んだ⁇
ちょっと待て下さい、俺はタチです」
「なっ⁈嘘や!蓮がネコになる筈ないんや!………あぁ…そないゆーことか」
驚いたかと思ったら、納得顏で頷くいている
……なんだよ?勝手に納得してんじゃねーよ!
「あんた蓮に媚薬でも盛って無理やり押し倒して最後までしたんやろ!」
確かにして無いとは言い切れないが…未遂でもそーゆう事をしたって言うのだろか?
いや、でも媚薬を盛ったのは俺じゃねーし
正確にいうと媚薬を盛られた蓮を押し倒したが、最後まではせずに一緒に眠った、だ
今度は俺が睨まれ、俺が何もいえずにいると転校生はやっぱりみたいな顔をしていた
「なんや、図星かいな
そうや……そうに決まってんねん、せやないと蓮がネコになる筈ないねん」
「違います、確かに蓮は媚薬を盛られましたが、その時は最後までしてないで一緒に寝ただけです」
「はっ、それこそ嘘やな…蓮が人と寝るはずないねん」
「なんでですか?蓮とはもう同じベッドで2回は寝てますよ」
「!!!それほんまか‼︎」
転校生は昨日俺が彼氏だと紹介された時や、今俺が蓮がネコだと言った時より驚いて俺に掴みかかってきた
「本当だから離して下さい!それに本当でもそこまで驚く事じゃないですか!」
「…………あぁ、あんた本当に蓮の彼氏やったんやな」
ポツリとそれでもはっきりと転校生は誰に言うでもなく呟いた
なんでだ?今のどこでそれを確信したんだよ?
お前が今、更に自信を無くすようなことばっか言ったくせに…
やっぱりこいつは蓮の幼馴染みって事か…
蓮の事をよく知ってる
俺なんかよりもずっと…
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