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転校生⁉︎14 晃side
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晃side
あれから蓮はまたいつものように登校して生活していた
いや、いつものようにと言えば嘘になるかもしれない
土曜日に部屋で会った時知った蓮の髪をかきあげる癖
あれを生徒会室でもよく見かけるようになっていた
明らかに違う事を考えながら仕事している事が丸分かりだ
それでも流石蓮とでも言うべきだろうか、仕事に一切のミスも遅れもない
だがしかし、あの酷く艶っぽい姿を他の奴が見る事に俺は耐えられず、どうしたら良いかずっと悩んでいた
「「最近、蓮の色気すごいね〜あっくん」」
「……2人もそう思うのですか
私だけではないようで安心しました」
「……俺…も」
剛史までが言う程だ
早急に手を打たないと俺がキレる、いやもう既にキレかかっている
くそッ
本人無自覚だからたち悪りぃ
「瀧…俺の仕事明日に回せるものは明日処理してもいいか?」
「ええ、構いませんけど珍しいですね
いつもならやれるところまでやってしまうのに」
「あぁ蓮が戻って来たら蓮と仮眠室借りていいか?」
「「なになに〜?仮眠室をホテル代わりに使うのはダメだよ〜」」
「んなことしねーよ
ただ使うだけだが、ぜってーに仮眠室に近づくなよ」
「「ええ〜?余計に怪し〜」」
「いいですけど、2人の言うようにホテル代わりにはしないで下さいよ」
「しつけぇ、しねえっつってんだろ」
「…分かりました、いつ起こせばいいですか?」
今からならお昼が終わった後だから5時間〜6時間は寝られる
そう俺は蓮と寝る事にした
1日1時間よりはマシだし少しは寝て、疲れを取ってストレス発散しようと考えたのだ
「学校終わるまでだな
蓮の残った仕事は俺が明日やる、急ぎの今日中の仕事なら蓮は終わらしてると思う
だから今日は寝る」
「……蓮君の仕事は私達でやっておきますよ
それ程忙しくないので」
「「そうそう〜気にしなくていいよ〜
でもさ〜それなら部屋帰ってから寝ればいいのに〜」」
「それじゃあ駄目なんだよ
今は蓮が何も考えなくてもいい場所が欲しいんだ」
俺の部屋では俺の理性が持つか分からねーし、蓮の部屋では絶対に何も考えないというのは無理だと思う
だから瀧達が近くに居るから俺の理性が保たれて、更に蓮にとって何も考える必要がない仮眠室がちょうどいいのだ
「………蓮君大変なんですね」
「あぁ蓮は分かりずれえから無理してるようには見えねーけど、多分無理してるんだと思う
だから俺が出来ることはなんでもしてやりたいんだ」
これは虎賢さんにも出来ない俺だけが出来る事だ
それを嬉しいと思ってしまうのはやっぱり不謹慎だろうか?
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