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......居た堪れない。
正ちゃんが身体を洗ってくれてるけど、その手に悪意を感じる。一々ピクッとなる身体が恨めしい。
正太郎も勿論、それに気がついてる。そしてその手付きはわざとだ。煽られている事に更々気付いてない巫女都は、自分の卑猥さに羞恥を感じて、首まで赤く染め上げている。
巫女も良い感じにエロくなってきたなぁ~。
もう抱き慣れた身体だ。飽き性の俺が、こんなに1人に執着した事は今まで無い。巫女は、好きなんだと自覚する前から、居るのが当たり前と思ってた。だからこそ、気持ちに気が付くのが遅かったんだと思う。
「...正ちゃん、普通に洗って。...それから、...小太郎当てないで。」
...超ー真っ赤。赤面性は治んねぇな。
「 普通に洗ってるよ。気持ちよくなってきちった?」
俺の問いにフルフル首を振る巫女。
...んだよ、ヤりてぇって言やぁいいのに。
禁欲に関して巫女は凄げぇ、頑固。元々性欲が薄い上、神事、祭事に重きを置いてるから、禁を破ったのは、クリスマスの時だけだ。正直、10日禁欲した所で穢れが祓えてるとは思えない。
巫女に再三言ったが、「欲を祓うというよりも、自分への戒めだから。」と俺の軽い頭には理解出来ない事を言ってきた。
戒められてるのは、巫女より小太郎だと思う...。
駄々っ子なのか、ダメだと言われるとヤりたくなるらしく、禁欲中の自己主張が凄すぎて、その10日間、俺は変態のように万年勃起状態になる。
大祓えの時は、穢れを祓う神事だから、しゃーないと思えるけど、今週末やる祭礼は、家内安全・五穀豊穣を祈願するものだ。
セックスしてる方が息災で家内安全な気がするし、五穀豊穣に至っては、種付けという意味で捉えると、ヤってる方がご利益が有りそうな気さえする。
...つっても巫女には通じねぇんだよなぁ~。
何にせよ、小太郎が我慢の限界を迎えてる。巫女の全霊を見せて貰いましょうかねぇ~。
「巫女、ちょっと立って。」
「 ...な、なんで?」
...なんでと来ましたか。追々分かるよぉ~。
良いから、良いからと巫女を立たせて、俺はぴったり後ろにくっついた。
「 正ちゃんっ!? 何するの!?」
「 素股。」
あっさり答えた正太郎の言葉に、巫女都の頭には疑問符が浮かぶ。
...素股?なにそれ?
小首を傾げて考えてると、正ちゃんが僕のお尻を左右に開いた。ギョッとして振り向くと、
「 ちょっと正ちゃん、禁欲中だってば!!」
「 わぁーてるよ、うっせぇな...。ヤらねぇよ。自分ですんの。」
正ちゃんはそう言って、僕の太ももの間に小太郎を押し込んだ。
「...う~ん、高さが合わねぇな。巫女、四つん這いなって。」
「 え~っ!! やだ!!」
...チッ!巫女のやだが始まったよ。
「...全霊使ってくれるんじゃなかったっけ?ありったけの精神力振り絞って付き合え。じゃなきゃ挿れる。」
「 そんなぁ~。」
僕は正ちゃんに知恵をつけた事を途轍も無く後悔した。
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