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...巫女が口を利いてくれねぇ
爆ぜたにも関わらず、質量を保つ小太郎に、もうお仕舞い。と言い聞かせ、シャワーをかけて精液を流し終えた途端、巫女は何も言わずに風呂を出てった。
...マズイ。凄げぇ怒ってる。
そう思い、俺は慌てた。
正太郎が慌てふためく中、巫女都は火照る身体を諌める事に費やしていた。
正ちゃんのバカ、バカ、バカ!!
熱が引いていかない。禁を破って欲を出してしまいたい。正ちゃんの精液の温度に、中に注がれる時の感覚が鮮明に思い出されて、それだけで達しそうだった。
正ちゃんに言えば、出せばいいとあっさり言われると思う。でも、それだけは出来ない。
神職者を志す者として、自らで強いた禁忌を破るのは憚られる。
...触んないでくれたら平気なのに。
そう、問題は正ちゃんだ。正ちゃんさえ、僕に触れなければ10日の禁欲など然程苦では無い。
でも、正ちゃんに触られると途端にシタくなる。
多分、禁欲以外の日に身体を繋げ過ぎてるせいで、条件反射のようになってるんだと思う。
「..........巫女?」
正ちゃんが部屋に入って来て、僕はバッと布団を被って踞った。
...ダメだ。完全にへそ曲げてらぁ。
俺は隣にゴロッと横になると、布団ごと巫女を抱き締めた。
「 巫女ぉ、悪かったって。ごめん。謝るから、機嫌直してくれよ。」
布団の向こうから聞こえる正ちゃんの声に、収まりかけた熱がまた上がってく。
...うぅぅ、お願いだから今は喋らないで。
正ちゃんが思ってる程、僕は怒ってない。多分きっかけは僕がキスをしたからだ。あの時、既に起きていた小太郎を思えば、自業自得だ。
でも、疼いてどうにもならない事は知られたくない。
どれ程一緒に居ようが、こんな卑猥な自分を見せるのは凄っごく恥ずかしいから嫌だ。
「 巫女、ちゅうしたいんですけど。」
...僕だってしたいよ。
正ちゃんの甘い誘惑だ。いつもならコレにほいほい乗せられてしまう。
...っかしいなぁ、出て来ねぇ。いつもならコレで出てくんのによぉー。...もしかして、...寝てる?
巫女はのび太だ。朝が早いせいもあるだろうけど、大抵布団に入ってからあっという間に寝る。
ふて寝か?ふて寝しちまったのか?
そう思って、俺はバッと布団を剥いだ。
「 わっ!?.......っ、」
...ダメでしょ。その顔はいかんでしょぉ~。
真っ赤になって眼をうるうるさせてる妖艶な顔の巫女。俺を見ながらもじもじと膝を擦り合わせるその仕草が堪らなくいい。
俺は奪うようにキスをした。巫女が、ん、と艶かしい声を上げると、抱きたい衝動に駆られ、貪るように舌を絡める。巫女の口から漏れる吐息が扇情的で、異常に興奮した。
「...はぁ、お願いがあるの。」
シャアっ!!小太郎、ハウスさせて貰えるぞ!!
吐息混じりに艶っぽく言った巫女の言葉に期待値が上がる。心の中では、既に万歳三唱中だが、平静を装い、なに?と聞くと、巫女がガバッと抱き付いて来た。
ローションよーし。ティッシュよーし。
目線で物品を確認し、巫女の言葉を待つ。
「...お願い正ちゃん、えっちシタくなっちゃうから、禁欲中は僕に触らないで...。」
えー!思ってた言葉と違げぇ。
俺が盛大にガッカリしてると「 あと、」と巫女が続ける。
「 禁欲中以外も、週に3回までにして?」
巫女めっ!!言うに事欠いてなんつー事言い出すんだ!!
「 却下。 」
「え~っ!お願い正ちゃんっ!」
「 うるせぇ!却下ったら却下だっ!取り敢えず、手か口貸せ。」
「 なっ!? ......なんで?」
「 ああ?巫女が悪りぃ。」
理不尽な事を言いながら僕の手を小太郎に持っていく正ちゃん。小太郎は今しがた欲を吐き出したばかりなのに、雄々しく勃ち上がっている。
見上げた正ちゃんの顔は凄く不機嫌で、僕は渋々小太郎を握った。
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