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一通り撮影を終え、「そろそろ引っこ抜きますか。」と智くんが動いた。
「 俺が上から肩押し込むから、巫女ちゃんは後ろから引っ張って。」
智くんの指示に、僕は分かった。と返事をし、遊具に上がると正ちゃんの後ろからリングの隙間に手を入れて腰を掴んだ。
...ジャージの上からだと滑るな
そう思った僕は、ちょっとごめんね。と正ちゃんに断りを入れ、直に腰を掴み直す。「 いくぞ?」と智くんが外側からグッと肩を押すと、正ちゃんが騒ぎ出す。
「 痛ってぇ!智!痛てぇって!!」
智くんが「 我慢しろ!」と正ちゃんの言葉を無視して続けるけど、僕はつい躊躇して腰を離してしまう。
「 巫女ちゃん、引っ張って!!」
「 あっ、うん!!」
智くんの言葉に慌てた僕は、咄嗟にジャージの下を掴んで引いてしまった。
「 ダアッ!! 巫女っ!!!」
「 あ"ーっ!!!! 」
嵌まってる正ちゃんがちっとも動かなかったせいで、下着ごとジャージを脱がせてしまった僕は、盛大に慌てた。
「 しょ、正ちゃん、小太郎だけ隠して!!!」
騒ぐ僕たちに群がり出した園児達が、遊具の下から正ちゃんを指差し、「ちんちん、ちんちん」と笑ってて、僕の言葉に正ちゃんは慌ててる。
「 手ぇ使えねぇってっ!!」
その言葉に僕は更に慌てて、ジャージを戻そうとするけど、リングの上部に腰がピッタリくっついてて上手くいかない。
「 さ、智くん手伝って!!」
「 待って、写真撮ってからね!あ~、超ーうける!!」
眼に涙を浮かべて笑いながら智くんは遊具を降りて、下から撮影をしてる。
........どうしよーっ!!
園児の中には女の子も居る。こんなの強制猥褻罪に成りかねないと思った僕は後ろから手を伸ばし、小太郎を握り込んで隠した。
「 智くん早くしてぇ!!」
僕の行動に更に笑った智くんは、撮影しながらひぃーひぃー言ってる。なんとか成らないものかと、グイグイ引っ張ると手の中の小太郎に異変が起こり僕はギョッとした。
「 しょ、正ちゃん!? 絶対だめっ!! 起こさないで!!」
「 俺のせいじゃねぇ!!巫女が触るからだろ!!智っ、マジで急げ!!このままじゃ変態だ!!」
「既に十分変態チックだぞ?超ーおもしれぇよ。」
漸く智くんが遊具に上がり、正ちゃんの肩を押し始めた時、気を利かせた園児達が女の先生を引っ張って来るのが見えて、僕は蒼白になった。
「 智くん、肩外しても良いから急いでっ!!」
「 巫女っ!? なんつー恐ろしい事言ってんだてめぇ!!」
「だって、先生来てる!このままじゃ大変な事になっちゃうよぉ!!こんな格好でレスキュー呼ばれたら嫌でしょ?」
巫女都の言葉に正太郎は暫し考えた。
...おいおい、下半身丸出しで遊具に嵌まってるなんて、世界面白映像に載っちまう。
「智っ! 肩外しても構わねぇ早くしろっ!!」
その言葉に「はいよっ!」と返事をした智くんが、リングの上から正ちゃんの肩をグッと踏みつけた。
「 いっ!? 痛ってぇ!!」
痛がる正ちゃんに構わず、僕は精一杯引っ張った。
「 わっ!? 」
「 抜けたっ!!」
スッと正ちゃんの身体が動いて僕は後ろに尻もちをつくと、正ちゃんがそろそろとリングから這って出てくる。
僕はジャージを上げにかかるけど、今度は小太郎が引っ掛かって上がらなかった。
「正ちゃんっ!!早くジャージ上げてっ!!」
僕の言葉に正ちゃんがジャージを上げた時、保育士の先生が「 大丈夫?」と声を掛けてきた。
「あっ、全然大丈夫です......」
僕が咄嗟にそう言うと、隣で正ちゃんは肩をグルグル回し、2m程の高さの遊具から飛び降りると「 ダラァー!!」と叫びながらダッシュしていく。
わぁ、ドラゴンボールみたい!
僕がちょっと悠長にそんな事を考えていられたのは、この時までだった。
真っ直ぐ突進して行って、そうたくんを捕まえた正ちゃんは、有ろう事かそうたくんのズボンとパンツを下ろして下半身丸出しのまま、逆さ釣りにした。
「 ざまあみろっ!!大人舐めてんじゃねぇ!!」
「 はなせぇーっ!!!!」
あれは決して大人のやる事では無い。
僕が慌てて遊具から降りると、正ちゃんはあっという間に担任に取り押さえられた。
たっぷりお説教されて戻って来た正ちゃんは、何故か園児達の人気者になり、【 ちんちんまん 】という微妙なあだ名が付いていた。
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