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コンコンとお説教を受けた後正ちゃんに「保健室で氷嚢借りて来い。」と言われ、僕は一人で保健室に来た。
「 失礼しま~す。あのぉ、氷嚢お借りしたいんですけど。」
「 ああ~、桐谷ぃ~!今日も可愛いねぇ。」
両手を広げて近付いて来る、保険医の小武先生に一瞬身構えるも、僕は考えた。
...ドクターストップかかったら試合に出なくて済むんじゃ...。
いつもなら完全に投げ飛ばすそのハグに堪えながら、上目に先生を見上げた僕は懇願した。
「 ...先生、お願い。脳震盪だから、ここで寝てた方が良いって言って?」
「 っ!? 」
巫女都の言葉に小武は悶えた。
いつも冷たくあしらわれる所か、盛大に投げ飛ばされ、リノリウムの床に叩きつけられるのに、腕の中でうるうるしながら懇願するその様子に、卑猥な妄想が止まらない。
...なんという可愛いさなんだ。俺の側に居たいだなんて。教師と生徒という禁忌を犯したとしても、それだけの価値はあるっ!!況してや今は憎っき佐倉が居ない!まさに千載一遇のチャンスだ!!
側に居たいとは一言も言ってはいないが、都合良く脳内変換された巫女都の言葉に、小武は更に身悶えた。
「 永遠に共に居ようっ!!」
「 あ、球技大会終わるまでで良いです。」
...ああ、俺を気遣って一時の逢瀬で我慢するなんて、なんて健気なんだ!
「 あの、ここに居ても良いんですか?」
「 勿論だともっ!!!」
「 ダメに決まってんだろがっ!!」
バンッ!!と戸が開き、怒声と共に正太郎が入って来たのを見て、巫女都は震えあがった。
「 ひっ!? 正ちゃんっ!!?」
ピンチ、ピンチ、ピーンチっ!!!!
怒り丸出しの正ちゃんの顔を見て僕は慌てた。
「他所の男に色仕掛けたぁ、良い度胸だな、巫女?」
「 しょ、正ちゃん、......怒ってる?」
「 たりめぇだっ!! こっち来いっ!!」
ご立腹の正ちゃんは、僕の腕を強く掴み保健室から連れ出した。
「 正ちゃんっ、ごめんってばぁ~!」
「 油断も隙もあったもんじゃねぇなっ!!」
何も言えずにいると、トイレの個室に僕を引っ張り入れ、後ろ手に鍵を締めた正ちゃんにギョッとした。
「 しょ、正ちゃん...?」
「 悪りぃと思ってんなら、態度で示せ。」
完全に怒り心頭の正ちゃんに何を言っても無駄だろうと、僕は背伸びをしてキスをした。
正ちゃんは直ぐに舌を差し込んで来て、僕がしてると言うよりもされるがままで、必至にその舌を追いかけた。
「...ハッ....機嫌、...直った?」
「ああ。...次、小太郎ね。」
「 えっ!? 」
盛大に驚いた僕にお構い無しに、正ちゃんはジャージを下げた。
「 ..........冗談でしょ?」
「 冗談じゃねぇよ。ほら、小太郎もご立腹だ。」
...何でいつ見ても起きてるんだろう。小太郎、不眠症なのかなぁ...。
隆々と勃ち上がる小太郎を見て、僕はそう思っていると「 時間ねぇから早くしろ。」と正ちゃんが急かす。
...じゃあ、こんな事しなきゃいいのに。
言ったところで、うるせぇと一喝されて終わりだろうと、僕は諦めて小太郎を握り込んだ。
こんな所でこんな事をしていると思うだけで、羞恥のせいか顔が熱い。成るべく見ないように、正ちゃんにぴったり寄り添って手を動かしていると、
「 ...口が良いってさ。」
と正ちゃんは僕の唇に触れながら言ってくる。
...聞こえなかった事にしよ。
そう決めて手淫を止めずにいたら、
「 あっそ。巫女のジャージ、ドロドロになっても良いのね。」
...なんて恐ろしい事を言うんだろう。
選択肢の無くなった僕は、しゃがんで小太郎を口に咥えた。そのまま見上げると、満足そうな顔をした正ちゃんが、僕の頭を撫でてくれる。
それだけでまぁいっか。と思える僕は、凄く単純なのかもしれない。
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