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球技大会が終わり、帰路を進んで自宅が見えると、正太郎は巫女都に然も当然のように言い放つ。
「巫女、飯食ったら離れ集合な!」
僕はこの言葉にギョッとした。
球技大会なのに、ボールに一度しか触らなかったにも関わらず、緊張して立っていたからか凄く疲れてる。
校内であんな事をしたと思うと、羞恥でおかしくなりそうだが、あれのお陰で今日は安眠出来ると高を括っていたのに。
「 何でっ!? さっきしたじゃんっ!?」
「 あれは巫女なりの誠意の示しかただろ?俺、説教まだしてねぇじゃん。」
...正ちゃんの言い方だと、まるで僕から率先してしたみたいじゃん。
普通の人なら、あんなえっちな事で誠意を示しているなんて言ったら、憤慨ものだけど、正ちゃんにはあれが誠意に感じられるらしい。
「 ........じゃあ、後でね。」
「 おう!ちゃんと身、清めて来いよ?」
ニカッと笑う正ちゃんに僕はジト目を向けて石段を上がった。
夜になり、夕食を済ませると僕は離れへ向かった。
僕の家は朝が早いせいか、佐倉家よりも夕食の時間が早い。だから離れで待ち合わせすると、僕の方が正ちゃんより必ずと言って良い程先に着くが、正ちゃんを待ってるこの間が異常に緊張してしまう。
......あ、眠いかも...。
そう思った矢先、急激に睡魔に襲われた僕はあっさり眠りについた。
巫女都は疲労のせいで眠りについたと思っているが、そうでは無く、極度の緊張による現実逃避だ。
巫女都が眠って暫く経ってから、正太郎は離れに到着した。
...お?巫女来てんな。シメシメ。
俺は離れに明かりが灯っているのを見て、ウキウキと部屋の障子戸を開けた。
「...おい、ざっけんなよ。」
布団の上で丸まって眠る巫女を見て、盛大にガッカリした。
昼間、校内で巫女にフェラして貰った時から挿れたい衝動を必至に我慢し、夜は絶対にヤると心に決めていた。
...なんでこんなにのび太かねぇ~。
あどけない顔で眠る巫女を見ていると、少し前まではこうして無防備に眠っているのを見ても、欲情なんてしなかったのになとふと思う。
この一年で俺たちの関係は、大きく変化したけど、根底にあるものは何も変わっていない。
巫女が好きで、ずっと側に居たい。それはきっと巫女も同じだと思う。
....寝かせといてやりますか。
そう思った俺は巫女の隣に横になると、その身体を後ろから抱き込んだ。
「 ...ん、正ちゃ...好き...」
...いかんでしょ~、何でなけなしの理性を崩しちゃうかねぇ~。
巫女の寝言に、あっさり小太郎が反応する。
...どうするよ小太郎。ん?寝てても構わない?
...奇遇だねぇ。俺も同じ事思ってた!
性器と意見が一致する。そんな当たり前の事で納得する。小太郎と相談した結果、俺は勝手にヤる事にした。
身を清めて離れに来いと言った時点でセックスする事は巫女も分かってるはずだし、寝込みを襲ってもきっと怒られない。
俺は巫女の纏う寝衣の裾を、ぺろっと捲った。
白く細い脚が露になると、小太郎が俄然やる気を示す。それに、まぁ、待て。と諌めるとその脚にそっと触れた。
こんな時、寝衣は良い。脱がさなくてもちょっと捲るだけで下半身は触りたい放題だ。
「...気持ちいい夢、見せてやっからな。」
さわさわとその脚を撫で上げると、巫女の身体がピクッと動く。それと同時に俺も手をピタッと止めた。
...っぶねぇ、起きんじゃねぇぞ。
起きたところで怒られないとは思っていても、この変態的な行動に巫女は呆れるだろうとは思う。
挿れちまえばどうせ前後不覚で分からなくなっちまうから、どうせならそこまでは寝てて欲しい。
...ダメだな。堪能してる時間はねぇ。サクッとヤろ。これも小太郎の為だ。
俺は全てを性器のせいにして、寝衣を更に上へと捲りあげた。
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