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今日は後ろからシテ欲しいと正ちゃんに頼んだ。
身体を見れば、一目瞭然に男だと分かる。そんな百も承知な事を正ちゃんに再認識されるのを怖いと思う程、自信が無くなっていた。
さなちゃんじゃ無くて、僕を見て欲しいと思ってるのに、男であると認識して欲しくは無いなんて、酷く矛盾してると思う。
僕の望み通り、後ろから指を挿れてくれてるけど、何故かいつもより感度が鈍くて頭が冷静でいられるのが凄く嫌だった。
愉悦に溺れたいのに、溺れる程の快感が得られないのは心と身体が連動しているからなんだろう。
そう思うと、酷く虚しい気持ちになった。
「...正ちゃん、もう挿れて」
「...まだ無理だ。も少し、解れてからな。」
「 いいから、挿れてっ!...平気だから、...お願い。」
痛みでも何でも構わないから正ちゃんと享受したい。浅はかな考えで僕は懇願した。後孔から指が抜かれ、正ちゃんがそこにローションを継ぎ足してる。
...そんな事しなくていい。
なるべく僕が痛く無いようにと思っての正ちゃんの配慮さえ、自分で濡れる事の無いそこに女の子との違いを感じて苦しかった。
小太郎が当てがわれても、いつもくるゾワゾワする感覚が無い。「 ...挿れるぞ。」と言う正ちゃんの言葉の後に、グッとそれを押し込められると、普段味わう事の無いその痛みに思わず枕を握り締めて息を詰めたら、正ちゃんが腰を引こうとした。
「...止めないでっ、そのまま挿れてっ!」
そう言った巫女は、明らかに痛そうだった。
でも、その悲痛な叫びに迷いながらも腰を進める。後孔は痛いくらいの狭さで、俺がそう思うんだから、巫女はよっぽどだと思う。
せめてその痛みを少しでも和らげてやりたくて、巫女の性器に手を伸ばした。
「 触らないでっ!...前、触らないで...、」
...んでだよ?
巫女の考えてる事が分からない。巫女は痛いのがガキの頃から凄げぇ苦手だ。絶対に痛い筈なのに、痛みを和らげられたく無いのは何故なのか、考えてもちっとも分からない。
それに何より、少し触れた性器が少しも反応してなかった。
...気持ち良くねぇんだな。
今は勿論痛みだけだろう。でも、指で弄ってる時も巫女はちっとも気持ち良さそうじゃなかった。
心なしか小太郎も元気がねぇ。こんな虚しいセックスを巫女とするのは初めてかもしれない。
漸く全てを中に埋め込むと、枕に突っ伏す巫女を見つめて考えた。
...やっぱこのままじゃダメだな。
そう思った俺は、やっとの思いで挿れた小太郎をズルッと引き抜いた。
「 なんでっ? 正ちゃんっ、止めないでっ!」
弾かれたように言う巫女の眼に涙が溜まってる。
「...止めよ、巫女。こんなの虚しいだけで、全然気持ち良くねぇじゃん...。」
正太郎の言葉に、巫女都は絶望的になった。
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