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「...痛てぇ?」
唇をなぞる俺に巫女は笑って「 平気。」と言う。
もう一度、唇を合わせると、巫女の方から口付けを深めてきた。
いつもは戸惑いがちになくせに、今の巫女は大胆なくらいに舌を絡めてくる。
それに遠慮がちに、俺は舌を合わせた。
唇を離して垣間見た正ちゃんの顔が、まだいつもの感じじゃ無くて僕は鼻と鼻が触れる距離で聞く。
「...まだ心配?」
「...ああ。正直心配。巫女、ボーッとしてっから、誰かにかっ拐われんじゃねぇかって時々思う。」
正ちゃんらしくない弱気な発言にふふと笑う。
昨日もそうやって1人、不安で眠れなくて僕の所に来たんだなと思い、愛しさが募る。
「 なんか正ちゃん、可愛いね。」
「...なにそれ、凄げぇ微妙なんですけど...。」
「 ふふ、えっちする?」
巫女の言葉に複雑な心境でいたら、摩訶不思議な事に巫女から誘われた。
「...どした巫女?...つか、巫女だよな?」
...またなんか口寄せしちまってんのか?
普段の巫女からじゃ考えらんねぇくらい、さらっと言ってきた事にそう思って聞くと、巫女は更に笑う。
「 僕以外の誰に見えてるの?それにどうしたは僕のセリフだよ!正ちゃんらしくない。遠慮してるし、弱々しいし、がっつかないし。」
「...普段の俺ってどんなだよ。」
「 んー? 俺様で強気で欲に従順。それから現金。」
失礼極まりない事を並べ立てる巫女に、あっそ。とジト目を向ける。
「 でも、そんな正ちゃんが大好きなの。」
綺麗に笑って言う巫女にドキッとした。他人が聞いたら欠点でしか無いような事を上げ、それでも有りの儘の俺を巫女は好きだと言ってくれる。こんな嬉しい事は無いと思った。
「 んじゃ、誘いに乗るとしますかね!」
クスクス笑ってる巫女の制服を脱がしにかかると巫女も俺のネクタイを外す。
その眼には欲の欠片も見えないのに、いつもより大胆な行動を取る巫女に俺はペースを乱された。
いつもより慎重に僕に触る正ちゃん。その手が僕の事を大切に思ってくれてる事を伝えてる気がした。
「 正ちゃん大好きっ。」
「 知ってる。」
笑って言う正ちゃんはいつもと同じように装ってるけど、やっぱりいつもと違う。上手く言えないけど、えっちな事をしてるのに、その手つきにいつものいやらしさを感じない。
それでも気持ちが昂ってるからか、僕はその優しい手にいつも以上に気持ちよくなってしまう。
自分の性器から体液が垂れ流れる度、僕は欲塗れているなと実感した。
「...正ちゃんっ、もう触って、」
身体中にキスを落とし、時々痕を付けながら撫でていく正ちゃんは、中々性器や後孔に触れて来ない。それがもどかしくなり僕は懇願する。
早く正ちゃんと繋がりたかった。
「 も少し待って。全部俺のだって、印付けとくから。」
そう言って正ちゃんは僕の腕の内側を吸う。
...安心したいのかな。
あちらこちらに散らばった痕を見て思う。いつもは太ももの付け根とか、背中の真ん中とか、人から見えないの場所に付けるそれを沢山散らす正ちゃんは、まだ不安なんだなと思う。
正直、意識の無いときにされたキスは、僕には実感がなくて然程ショックはない。
でも、目の当たりにした正ちゃんはきっと違うのだろう。
そう思うと好きにさせてあげようと思うけど、小さな刺激を敏感に拾っていく後孔が凄く疼いた。
...なんかダメかも、
高揚していく一方なのに、疼くそこは触って貰えない。かと言って意を決してねだったのに待てと言われて再度頼む訳にもいかず、僕は大胆な行動にでた。
ローションを手に取ると、訝しげな顔で正ちゃんが見てくる。見られてると思うと羞恥が沸いて来るけど、正ちゃんと早く繋がりたい一心で僕はローションを纏わせた指を後孔に持っていった。
...嘘だろ、なんか凄げぇエロいの口寄せしちまったのか?
巫女が自分で後孔を弄るのを、俺は唖然と見つめた。
俺の事を巫女は、いつもと違うと言ってたけど、俺から言わせて貰えば巫女の方がいつもと違うと思う。
「.......どした巫女?」
「...んっ、準備してるのっ。正ちゃんは好きにしてて良いよ。」
...好きにっつわれても。んな事言ったら見学してますけど。
普段じゃ見る事の無いエロい巫女に気分が上がった。
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