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改めて思うこと みぃの場合【ほのぼの?】
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智樹さんと唯一さんが帰った後。
やっぱりゆきの口の中は切れていた。
これ、色変わっちゃうのかな……。
僕はそっと幸也の頬に触れる。
「みぃ、そんな顔しないで?」
僕の目を見つめながら、幸也が悲しそうに呟く。
だって、痛そうだから。
幸也の顔がそっと近づき、僕に口づける。
「みぃのおかげで、智樹に許してもらえた……ありがとう」
「僕のおかげじゃない。ゆきがちゃんと向き合って、謝ったから」
僕はそっと幸也の胸に手を乗せる。
少しは……癒えた……かな?
「ははっ」
なぜか、急に幸也が笑った。
僕はきょとんと幸也を見る。
「みぃに出会えて良かった……」
ぎゅっと抱きしめてきた幸也。
僕も、幸也に出会えて良かったよ。
幸也がすごく可愛いと思った。
「ははっ」
思わず、笑いが漏れる。
いつも冷静沈着で、本性を見せない幸也。僕にだけは、僕の前だけでは、素直で可愛い幸也がたまに顔を出す。
僕もぎゅっと抱き返す。
「ずっと、傍にいてね」
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