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[麻] 腕の中
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俺は、急いで美咲を引き取りに行く。
「まさか、貴方が買われるとは思いもしませんでしたね」
ニヤニヤと笑い腕を組みながらジャックが話しかけてきた。
「....」
「まさか、あの商品は貴方のお知り合いだったのですか?」
俺は、ジャックを睨み胸ぐらを掴む。
「麻見社長...やめてくださいよ?
大切なお方だったようですね、申し訳ない」
ジャックは、胸ぐらを掴む俺の手をはがし
謝るもクスクスと笑っていた。
「次、勝手な事してみろ...俺はお前を許さない」
俺は、ジャックに背を向け歩み始めた。
「....」
扉の前で立ち止まる。
そして扉を開けると未だ鳥籠の中でうずくまっている
美咲がいた。
「..大丈夫か?」
俺は、しゃがみ込み美咲に話しかける。
話しかけると美咲は、ゆっくりと俺を見つめる。
俺は、籠の鍵を開け美咲に触れた。
「....っ」
怖がっているのだろうか、俺が触れると
ビクリと肩が揺れる。
「大丈夫...か?」
「......あ、なたはッ、」
「とりあえず、俺の所にこい」
俺は、美咲の手を引き腕の中にすっぽりと美咲をおさめる。
佐々木と連絡をとり車をまわしてもらうと
美咲を抱え車に乗る。
佐々木が車を発進させると
一際、目立つマンションが見えてくる。
そこの最上階が俺の家。
マンションの入り口に車をつけてもらうと
運転席から降り後ろのドアを佐々木が開けると美咲を抱えたまま降りる。
「色々すまないな、佐々木...
今日はとりあえず、コイツを休ませたい」
「気にしないでください。
それにいつもの事ですから...」
「ふん....また連絡する」
「かしこまりました」と一礼する。
佐々木に背を向けマンションに入っていく。
そして、最上階まで行くと
そのまま中に入り、
真っ先に寝室に行き、ゆっくりと美咲をベッドにおろす。
着替えの服を取りにいこうと離れようとすると
美咲に服の裾を掴まれる。
「....どうした?何処か痛むか?」
「か、身体が....っあ、、熱いんで..すっ」
明らかに先程とは違って
火照っているようにみえる。
息も荒くなっていた。
「美咲...何かされたのか?」と片手で美咲の頬を撫でるように触るとビクンと美咲の身体が揺れる。
「っ...」
人間売買だ...多分あいつは、媚薬を美咲に飲ませたのだろう。
いや、だが
俺は、無理矢理コイツを抱きたくはない。
コイツにとって俺は、
今日、会った...."知らない人"だ。
治まるまで待つしか....
「た、たすけて...くださいっ」
そう言うと美咲は、頬にある俺の手を熱くなった手で握る。
「その意味分かって言っているのか...無理だ...お前を傷つける」
美咲の手を優しく振りほどく。
「だ、大丈夫です。あなたになら...」
何を言っているんだ...薬のせいか?
「あなたはっ、僕を知ってるん、っですよね?
もし僕があなたに会っているなら、あなたを思い出したい....。
僕は...よく分からないんですけどあなたに会ったことある気がして....ッ」
?!
会ったことが.....ある...?
ほんとに....
バカなやつだ。
こんなことして、思い出せる訳ねーだろ。
でも、俺は、
「後悔しても知らねーぞ」
「...はい、っぼ,くが望んでる事ですから...っ」
.
美咲をベッドへと押し倒した。
.
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