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「んっ…」
うわ…結構寝ちゃったかも。
あれ?もう一人がいない。元に戻ったのかな…?
——ガチャ
「うわ!?」
「起きたか」
「…あ、うん…」
残念…戻ってなかったみたい。
「メシできてるぞ」
「…えっ?…うん、ありがとう…」
なんか予想外の展開。
まさか自分が作ってくれたごはんを食べるなんて。
いや、自分が作ったのと変わんないか。
うーん…でもやっぱりなんか違うな。
「いただきます」
でも味噌汁美味しい…
「どうする?」
「えっ?」
「いつ元に戻る?」
「…さぁ」
「……」
どうしようこの沈黙。
自分と話す事なんて特にないしな…
だってお互いの事は全部知ってる訳だしね。
「まぁそのうち戻るでしょ。前もそうだったし」
「…そうだな。俺は用事があるから出かけるがいいか」
「えっ?別にいいけど…平気なのかな?」
「何が」
「一緒にいなきゃ戻らないとかないかなって」
「あぁ…」
あれ?そういえば、前にこうなった時元に戻ったのって…
ふふ…なるほどね…
「ごちそうさま」
「あぁ」
「洗い物頼んでいい?君が出かけてる間に洗濯と掃除やっとくから」
「あぁ…悪いな」
「その前にコーヒー淹れるね」
元に戻る方法…彼はまだ気付いてないみたい。
前の時はあんな事になっちゃったけど、今回はそうはいかないよ。
ふふ…
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