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美容院
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「今日は、髪を切りに行く」
と言ったら
「ぎゅわわあぁー!」
と、やうに叫ばれてしまった。
「やうは、まだ短いから、切られないだろ、どこにいるか知らないけど」
「ひっ、人ごとだと思って!」
「別に髪の毛に感覚とかないだろう?」
「やうには、あるんだぁー。やうは、敏感だからっ」
「はいはい」
美容師は、ちょっとかっこいい人だ。俺にちょっと気があるのかもしれない。
「ぢゅん君、今度、家に来ない? 俺の着ない服とかよかったらもらってほしいんだけど」
と言われ
「いいっすよ」
と言ったら、やうが
「ふわぅーー! だむぇー! 行っちゃダメぇー! 襲われるぅー」
と耳の上を全力でビンビン引っ張って暴れまくって、大声で叫ばれて、全くうるさかった。
思わず、左耳を押さえると、
「大丈夫?」
と心配された。
「最近、頭痛がするんで」
「本当? 休んでく?」
「だむぇー!」
「あっ、ああいいです。家で休むので」
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