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肴
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「主任~
酔い過ぎですって~
僕じゃ主任担いで
歩けませんよ
しっかりして下さいよ~」
今日の酒は
格別旨くて
調子に乗った俺は
既に出来上がっていた
「なぁ
チビ野良ぁー
お前彼女は?」
「ッ!!
…何ですかぁ
急に!!」
「だって
お前さぁ
飲みの誘い断らねーし
残業も文句言わず黙々と
彼女いたらムリだろ?」
「居ませんけど…
もし居ても…仕事優先ですよ…」
「やっぱ
お前は出来る子だねぇ~」
俺は
野良の頭を
ワシャワシャ撫でた
その髪の質っていったら
ふわふわで
柔らかくて
まさに猫っ毛
その…
しかも
何ともいえない
シャンプーのイイ香りがした
だからなのか
何なのか…
俺は
酔いに任せて
普段なら
聞かないことを
口にしていた
「チビ野良ぁ
今まで何人と付き合った?」
「えぇッ!!………
…ぜっ…0人です//」
「はぁあ?
そのルックスでその年で
お前21だろ?
ホントかよ~」
「ホントです……
気づいたらこの年齢に……
って
さっきからチビチビ
人が気にしてることを~!!
そりゃあ…
187cmの主任に比べたら
155cmの僕なんて…」
「イイじゃん別に
チッコくて可愛いし」
「なっ//……
可愛いって言われても
ぅ…嬉しく…ありませんッ!!…」
「ってか
何?
お前……じゃあ…童貞?」
「ッ!!
イイじゃないですかぁ…別に!!」
「まさか…キスも?」
「ぅ~ッ//」
酔っ払いの俺より
顔を真っ赤にして
恥ずかしがる
野良を見てたら
何故か…
もっと
イジメてやりたい衝動に駆られた
「お前
今日から
チビ野良な…
って
はは
ホントに猫みてぇ」
爆笑する俺につられて
チビ野良も
笑った
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