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困惑-野良side-
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一晩
主任と一緒に過ごした
悪酔いしただけだと
分かってる
僕なんかの
手が届く人じゃない
主任は
ずっと
僕の憧れだった
会社説明会で
主任を
見た日から
主任の下で働くことしか
考えられなかった
見た目も
完璧で
仕事も完璧…
プライベートは…
良い噂は聞かない
それでも
僕は
主任を追いかけてる
好きになって
欲しいなんて
望まない
そんなの
おこがましすぎる
ただ
主任と
同じ世界に居たい
だけど
あの日は
頭が混乱しちゃって
キスするのは
僕が
好きなのかもとか
主任なら
全部捧げてもいいとか…
馬鹿な事
考えたけど
冷静になって
考えたら
本当に恥ずかしくて
なんて
自惚れ屋なんだろうって
主任の
気まぐれを
本気にしちゃいけない
主任と目が合っても
ドキドキするな
会話する時に
声が上擦るな
主任の体温を思い出して
切なくなるな
僕は
何度も何度も
言い聞かせた
あの日は
なかった事にしよう
主任だって…
ほら!
何一つ
変わらず
僕に接してくれるじゃないか
主任にとって
僕は
ただの気まぐれ
何も無かったんだ
何も…
僕は…
声も出さずに
泣いた
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