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「新人研修以来ですね
主任と
回るの…
勉強になります」
俺の
ぐちゃぐちゃな
心情とは
裏腹に
チビ野良は
嬉しそうだった
仕事として
純粋に
コイツの
真剣な目を見たら
大切なことを
思い出した
子猫みたいに
ちょこちょこ
俺に付いて来て
素直に懐く
出来のいい
部下として
俺は
チビ野良を
可愛いと感じたんだ
それが
酒と
変な暴露話のせいで
何か
歯車が狂っちまったけど
こいつは
俺の
優秀な部下だ
それ以上も
それ以下もない
変な気を起こして
出来のいい
野良猫を
潰してはいけない
腐りきった
俺に
お前を
汚す資格もない
なぁ
チビ野良
手にいれかけた
大事な
何かを
俺は
手放す
そんな
気がするのは
どうしてだろうな…
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