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始まっている。
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「待っ、赤あ_______」
俺は覚悟を決めて目を瞑った。そのとき___
「ヘイヘーイ!おはよー!!」
木兎が軽い足取りで来た。
いつもならうるさい奴が来たな、と思うだけだが、今回はコイツに感謝だ。
「木葉さん何してるんですか?」
「は、え?」
赤葦は俺の手から鍵を取って、部室を開けていた。
切り替え早すぎるだろ…
「あ、それとさっきのはするつもり無かったんで。」
「〜〜ッ、なんなんだよお前…」
赤葦は少し笑いながら小声で言った。
先輩を弄るのが得意なのか?(俺が弄りやすいというのもあるかもしれないが。)
部室に入ってすぐに小見や猿杙や鷲尾、尾長も来た。
着替えているとき、不意にさっきのことを思い出した。
(アレ…マジでギリギリの距離じゃねえか…
赤葦はああ言ってたけど、あわよくば本当にするつもりだったんじゃ…)
「木葉、お前なんか顔赤くねぇ?」
隣の小見に言われた。
「あ、本当だ〜」
「なんだなんだ木葉!?なんかあったのか!?」
続いて猿杙や木兎にも言われた。
言われれば赤くなっていくのがわかる。やめてくれ。
「なあ赤葦ィ、木葉が顔赤いんだけどなんか知ってるか??」
木兎が後ろのロッカーで着替えている赤葦に問う。
木兎この野郎ォォォォォォ!!なんでそこで赤葦を出すんだよ!!
「いや、知りませんけど…可愛いですね。」
「かっ、可愛いはねえだろ!!」
赤葦は微笑しながら言った。俺は咄嗟に返答したが、つっかえた。
これは絶対に見透かされてる。あの赤葦のことだ。
あーもう、どうしたらいいんだよ…そう思った瞬間、赤葦のあのセリフが蘇った。
「木葉さん…もう始まってるんですよ?」
あっ…そうか、これは…
俺を落とすための作戦なのか…。
プロフにも書いた通り、来週から水曜日更新にするつもりです(・ω・)ノ
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