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選択肢、3つ。
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「尾長ァ!レフトォ!!」
ボールが大きい音を立てて床に叩きつけられる。着地しようとしたそのとき
「〜ッッ!!」
右足首を捻ってしまった。着地失敗するとかダサすぎるだろ俺…。
ズキズキと痛みが襲う。しかし、途中で抜けるのは悪いと思い、最後までやりきった。
部活が終わり、制服に着替え終わった。
さて帰ろうかという頃、赤葦に腕を引っ張られ、どこかへ連れて行こうとした。
「えっ!?ちょ、赤葦!?なに!?」
「足首、捻ってましたよね。」
観察眼の鋭い奴め。うまく誤魔化していたつもりでも、やはり赤葦には敵わない。
「3対3をやってる途中で保健室に連れて行っても良かったんですが、それじゃあ木葉さんのプライドが傷つきそうだったので。」
「いや、このくらい大丈夫だって。」
プライドが傷つきそうって…と思いながらも、あの場面で保健室に行くのは恥ずかしいので一応そういうことにも配慮してくれているんだなと実感した。
保健室に着き、ドアを開けた。
…うん、先生は、いない。と、いうことは…
①先生がするまで待つ、か、②赤葦に手当てしてもらうか、の2択…!?
①は色々保たない!!会話とか空気とか、本当にいろんな意味で!!
②はちょっと嫌だ!後輩に手当てされる先輩って!!恥ずかしいったらありゃしない!
…いや、③ここで赤葦に帰らせて、自分で湿布を貼るなりなんなりすればいいのではないか。
それがいい、一番いい、よし、そうと決まれば実行だ。
「赤あ_______」
「じゃあ、そこのベッドに座ってください。俺がやります。」
あっけなく作戦③は散ってしまった。
そして結果は②になってしまった。
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