アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
約束。
-
「俺と、一回、デートしませんか?」
赤葦は俺をしっかりと見つめて言った。
「…ん?」
今の俺は思考停止状態で、聞き返すことしかできなかった。
「だから、デートですよ。お試しとでも思っていただければ。どうですか?」
「いやいやちょっと待って、そんないきなり言われても…」
デートって、何するんだ!?
それってリア充のやることだよな!?
まずそもそも男同士でデートってどんな風なんだ!?
さまざまな問いが頭を駆け巡る。
しかし、赤葦がすぐに口を開いた。
「俺、ちょうど遊園地のチケット持ってるんですよ。2枚。それに、来週の週末は体育館の点検で部活もないですし。ちょうど良くないですか?」
見事に都合諸々が揃っている。
赤葦がチケットを持っていることと体育館の点検で部活がないことだ。
「…わかったよ。デート、しよう。」
これ以上拒んでも、赤葦には敵わないとの判断もあって言った。
「では、来週の日曜日、午前10時からで待ち合わせは駅で良いですか?」
「ああ、わかった。」
すぐに決まってしまった。
木兎がしょぼくれモードから立ち直ったときレベルの早さである。
赤葦とデート…か。どんなだろう。ちょっと楽しみだな。
…ん?楽しみ??えっ、俺、デート楽しみって思った!?
自分で思ったことに驚いた。
〜作者から(ほぼ雑談)〜
アクセス数1000over!!嬉しい限りです…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 73