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ノープランなキャンディ。
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「アイツらから、痛い目みせてやってくれって言われて引き受けちまったのはいいが、どうするんだよ。」
言うことを引き受けたのは3人の男子高校生。なんでもする、と言われついOKを出してしまった。
「そうだなー…やっぱ、身辺調査からじゃねえか?そうすれば、なんか弱みとか出てきたりすんじゃね?」
「お前ノープランなのかよ!」
「別にそんな真剣になるものじゃねーし、テキトーにやって終わらせよーぜ。」
一通り、「木葉秋紀」という人間のことは教えてもらった。
友人の同じクラス、バレー部に入っていてレギュラー、などよくこんなことまで覚えているなと思えるものまで。
「木葉さん、お茶淹れてきましたよ。」
「あぁ、さんきゅ。…あのさ赤葦、このお茶…睡眠薬とか入れた…?」
「さすがにそんなことはしませんよ。…やれるものならとっくにやってますよ。」
木葉は最後の小声で言ってやれるものなら〜をばっちり聞き取った。これはいつかやられるな、と思いながらお茶を飲んだ。
「てか、俺を家に連れてきて何するんだよ?やることあるか?」
「あ、そうですね、ちょっと、木葉さんにやってもらいたいものが…」
そう言いながら、ゴソゴソと引き出しからなにかを取り出した。
「赤葦、コレなに?」
「なんか売ってたんで買ってみました。リップ型キャンディです。」
「へえ…っていやいやいやいや!?これ俺がすんの!?ちょっと待てオイ!」
こんなものを考えて企画を通したヤツ、恨んでやると思った木葉であった。
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