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望みはない。
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「〜ッッ、なんだよお前ら!」
「いや〜ごめんね〜イキナリ。木葉秋紀くん?」
木葉は驚いて地面に尻もちをついていた。
見上げるとそこにはニヤついた3人の男子高校生がいた。
「なんで俺の名前…」
「あーそこの説明はめんどくさいから後で!
ところで、コレ、何かわかるかなぁ〜?」
目の前に出されたスマホ。表示されているのは写真。赤葦と手を繋いで路地裏へ入っていくところだった。
「な、んで…これ…っていうかなに撮って…」
「単刀直入に言うとー、コレ、バラまこうと思うんだ。ホモだとかテキトーに書いて。」
あまりにも突飛すぎることで理解が全く追いつかなかった。いつ、どこで、バラまく?どんなふうに?
「…なんだよそれ、バラまくって、もしかして、掲示板とか…か?」
「まぁ、やり方はおっしゃる通りで。」
頭が真っ白になった。
大体理解はできた。が、まだ現実味がない。
対策が分からない。なんとしてても阻止したい。
「…望みはなんだ…なんでもする。から、やめてくれ…」
「望み?あー、悪いけど無いんだわ。」
「……は?」
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