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一件落着。
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「成立ですね。では、今目の前で消してください。写真も。俺も写真消すんで。もちろん謝罪文も書いてくださいね?少しでも破ったら…分ってますよね?」
「チッ…」
「ありがとうございました。それと、木葉さんには二度と近づかないでくださいね…?」
「…」
3人はもう話す気力もないのか、ほぼ無言であった。
赤葦は事が終わり、安堵のため息を吐いた。
「慣れないことするもんじゃないな…」
帰路に着くと、疲れからかすぐに眠れた。
「おはようございます。木葉さん。もう例の件は終わりましたよ。」
木葉に向かって微笑で言う。
「ああおはよう…ってええ!?もう終わ、は!?お前ってほんとこえーわ…で、どうやったんだよ
。」
「単に万引き写真を警察に届けられるか、写真を消すこと、ネット・メールに書いたのを削除するか、の取り引きしただけですよ。そしたらすんなり受けてくれました。」
「お前はGメンかよ…」
赤葦のすごさに木葉は感心した。
その赤葦のすごさのおかげで肩の荷が下り、不安も大いに解消された。
「ちょっと聞きたいんですが…木葉さん、土下座したんですか…?」
「うえっ!?あっ、えーーと…その、ごめん…。」
あんな情けないことをしたのは赤葦に知られたくなかった。そしてなぜか出る冷や汗。
「ったく、アンタって人は…。そんなことしなくていいんですよ!」
そう言うと、赤葦は木葉の頬を両手でつねった。
「あ、あかあひ、いひゃいいひゃい!!いひゃいっへ!!」
「すいません、強くやりすぎました。」
木葉は若干涙目になり、赤葦がつねった頬を撫でる。
「いってぇ~~…」
「じゃ、部活で会いましょう。」
赤葦がそう言い、2人は自分の教室へ入った。
「ヘイヘーイ!!赤葦今日もいいトスくれよ!!!」
「わかりましたから、木兎さん離してください。」
木兎は左手を赤葦の肩に回して言った。いいなぁ…と木葉はその様子をチラ見して思った。
木兎はこれが通常運転で、部活でくっついても何も思われない。(前からこういう性格だと思われているからというのが大きいが)
俺の場合、朝か部活終わりだからなぁ…触れ合う時間が短い!木兎が地味に羨ましい。
「あれ、木葉さん待っててくれたんですか。」
部活が終わり、木葉は木兎の自主練に付き合っていた赤葦を待っていた。
「ああ、赤葦に何回も木兎の自主練断らせるのも悪いしな。」
「じゃあ、一緒に帰りましょうか。」
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