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アキラ君は人差し指で自分の机の上をなぞると、何かを発見して僕にその場で聞いてきた。
「コレ、お前か…?」
アキラ君の声は少しこわばっていた。
僕は彼の声と言葉に反応すると、おもわず彼の方を見た。
そして、僕はその場で思わず呆然とした。
あっ、しまった…!!
僕は思わず自分の心の中で呟いた。
アキラ君は机の上にウッすらと、小さく刻まれた文字をジッと見ていた。
僕は動揺してその場で自分の声を失った。
「これ…永久だろ?」
「"T"って…じゃあ"A"て俺ってことか?」
アキラ君は自分の目を丸くさせながら、僕にそのことを尋ねた。
僕は頭をかいてとぼけた。
「え…!?」
「なんのこと…?」
僕の白けた反応に対して、彼は無表情で机を見ながらさらに言ってきた。
「この字お前だろ?」
「いいや、絶対にそうだ…!!」
「間違いない…!!」
僕はその言葉に額から汗がにじみ出た。
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