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「だって僕…アキラ君にてっきり嫌われたと思って不安で…!!」
そんな永久の言葉とは裏腹にアキラは、永久の片方から流れ出る涙を自分の片方の手でその流れ出る涙を優しく拭った。
そんなアキラの優しい態度に、永久は少し困った顔をその場で浮かべた。
「アキラ君、机にあんなことしてゴメンね…」
「僕ずっとアキラ君のことが好きで……」
「大好きで……」
「ボク、男の子なのに気持ち悪いよね…?」
「アキラ君のこと好きになってごめんなさい…」
アキラの下で永久は切なくそう話すと、自分の顔を両手で覆いその場で声を殺して肩を震わせながら永久はそのまま泣いた。
そんな永久にアキラは再び小さな声で上で呟いた。
「バカだな……」
アキラは優しく話しかけると、覆った両手をどかして自分の顔を下にかがみこますと、そのまま永久の唇に自分の唇を寄せた。
そして壊れ物に触れるかのように、優しくそっとキスをした――。
アキラの唇が再び自分の唇にかさなると、永久はアキラにたいして、体が緊張で僅かに震えたのだった。
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