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「お前が教室で俺の席を座った時は少し驚いたけど、まさか俺の机に彫刻刀でイニシャルを掘ってたとは、全然わからなかった……」
アキラがそう言うと、永久は少し自分の顔を赤くした。
「さっき教室の入り口でずっとお前を見てたけど、本当はめちゃめちゃ教室に入りづらかった…」
「おもいきって教室に入ったら、俺の顔みた瞬間、お前すぐに動揺して声とか裏返ってたし…」
「俺はそれがちょっと面白かった…!」
アキラが少しさっきの事を思い出すように言うと、その場でクスッと笑った。
永久は恥ずかしくなると、片手で彼の頭を軽く叩いた。すると、アキラはフェイントに近い感じで軽くキスをしてきた。
「ン…」
「アキラ…君」
彼の唇が離れると、永久は瞳を潤ませながらアキラの顔をジッと見つめた。
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