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下手くそで不器用な子供っぽいキスに、アキラは少し嬉しくなった。
誰にも見せない一面を今自分だけに特別に見せている。
その大きな一面の違いに心が満たされると、その幸福感に近い絶頂で、アキラはその小さな幸せを噛み締めるように永久の体をきつく抱き締めた。
自分の唇をアキラの唇から離すと、永久の大きな目は涙で滲んでいた。
アキラは優しく微笑むと、永久の顔を見つめながら優しい声で言った。
「俺たち両想いだな…――!」
アキラがそう言うと永久は嬉しくて、再び黙ってその場で涙を流すと、小さく何度も頷いた。
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