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僕はそんなアキラ君にふたたび恥ずかしくなると、顔をあかくさせながら自分の鞄で顔を隠した。
「やっ!見ないで!!」
僕が鞄で顔を隠そうとすると、アキラ君は片手で僕の鞄を直ぐにどかそうとしてきた。
「ダメ、見せて?」
「お前の可愛い顔もっとみたい…――!」
アキラ君は僕の鞄を半分どかすとその場で顔を赤く染めた僕の顔を近くでジッと見てきたのだった。
「顔…赤いな?」
「お前それ、熱じゃないよな…?」
アキラ君が不意に尋ねると、僕は再び顔が真っ赤になった。
「ヤバい…!」
「永久、おまえ可愛すぎ!」
僕にそう言うと、隣でアキラ君は照れた感じで顔が赤くなっていた。
そんなアキラ君の照れた顔を見ると、僕もなんだか再び恥ずかしくなった。
アキラが永久の隣で肩を並べて歩くと、自転車を押しながら横で何気なくその事を言い出した。
「永久おまえさ…俺と昨日、一緒に登校するって約束したのに、すっかり忘れてるだろ?」
アキラのその話しに永久は思いだした。
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