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アキラ君はそこでわらいを止めると、僕が蹴った方向にボールを拾いに歩き出した。
すると、ボールの前に穂波先輩が立ち。アキラ君にその場で言った。
「じゃあ、受け取って!」
穂波先輩にきがつくと、アキラ君は片手を少し上げて合図した。
「いいですよ先輩!」
穂波先輩はボールをアキラ君の方へと、
離れた所から左足で強く蹴ると。
ボールは正確にアキラ君のほうへと、
回転しながら勢いよく転がって行った。
そのボールをアキラ君が右足で、さっと受け止めた。
「先輩、今の蹴り良いです!」
そう言うとアキラ君は、穂波先輩をほめた。
穂波先輩は自分の眼鏡を少し上にあげて、
アキラ君に言った。
「どう致しまして…!」
僕はそんな2人を離れた所から何気なくみていた。
アキラ君はその場でボールを足下で操ると軽くリフティングをした。
僕はアキラ君の近くにトコトコ近づいて、
傍でリフティングをみた。
「わあ、アキラ君凄い!!」
僕はそう言うとその場で小さく拍手をした。
アキラ君はボールを足元で自由自在に操りその場で華麗に技を僕にみせた。
「何、おまえもやる?」
「無理!出来ないっ!!」
アキラ君は僕に悪戯にそう言うと、
くすくすと僕の横で笑った。
「出来ないよ!」
「ぼくトロいら…!」
「まぁ、当然だろ?」
僕はムッとしてアキラ君を片手で叩いた。
「アハハ、止めろよ永久!」
僕達は花壇のちかくで、少し仲良くふざけあった。
そんな僕達に穂波先輩は離れた所から、話しかけてきた。
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