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僕は穂波先輩に尋ねた。
「穂波先輩、サッカーに詳しいんですね?」
何となくそう言うと穂波先輩は僕に頷いた。
「まあね……」
「全国中学校サッカー大会では優勝して、得点王としてMVPに選ばれたなんて正直たいしたものだよ」
「あはは……」
「あれはまぐれです。たまたまです」
アキラ君は照れながら答えた。
「いいや。君のストライカーとしての実力は他を優る…!」
穂波先輩はサッカーの話に少し熱が入っていた。
穂波先輩は我に変えるとサッカーの話をやめて、アキラ君に自己紹介した。
「ああ、ゴメン忘れてた…!」
「俺は園芸部の部長の…――」
穂波先輩が自分の名前をいいかけると、アキラ君は穂波先輩に言った。
「知ってます。たしか3年生の……」
ほなみ えいいち
「穂波 永一先輩ですよね?」
僕は今度はアキラ君に口がポカーンと、その場であいた。
僕はアキラ君に穂波先輩の話は一度もしていないのに。
何故かアキラ君は穂波先輩の名前を知っていたのだった。
そのことで僕は再び口がポカーンとあいた。
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