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穂波先輩はアキラ君に返事をした。
「――これは驚いたな。俺の名前を知ってるなんて……」
穂波先輩がそう話すとアキラ君は突然、片腕を僕にまわしてきた。そしていきなり後ろから強引に引き寄せた。
僕は突然の出来事に驚き自分の鼓動が、アキラ君にその場で高鳴った。
うしろからは彼の体温が背中から伝わった。
僕は急に心臓がドキドキした。
アキラ君は僕を何気に強く抱き締めてきた。
僕をうしろから強引に引き寄せると、アキラ君は穂波先輩に言った。
「いつも永久がお世話になっています!」
僕はアキラにその場で唖然となった。
「こいつ中身は全然トロいですけど、そこのところ色々と面倒みてやってください!」
アキラ君はそう話すと意味深に微笑んだ。僕はアキラに口がポカーンとあいた。
穂波先輩は僕達の様子に少し驚くと、人指し指で眼鏡を上にくいっと上げた。
「いや。永久君は良い子だから、こちらこそ喜んで面倒を見させてもらうよ」
穂波先輩は、年上らしい言葉をアキラ君に言った。
僕は穂波先輩の言葉にちょっと、ドキッとした。
「所できみ達、随分と仲が良いんだね…?」
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