アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第4話-アキラside-
-
俺は夕日が沈む放課後のグラウンドで、サッカー部の練習をしていた。
同じ1年生の部員とペアを組んで、グラウンドで2人して軽くストレッチをしていた。
ほそがい ゆうま
細貝 優真は同じ1年で、同じクラスメイトだった。
俺達は2人でストレッチをしながら、他愛もない話をしていた。
内容は男達がよく話す女についての会話だった。
隣のクラスの女子が可愛いだとか。あいつのバストはいくつだとか。本当くだらねーような内容の話だった。
つーか俺より細貝の方が、一方的に女の話をしていた。
俺は興味なさげに適当に相づちをしながらそこで頷いてみせた。
別に女に100%興味がないと言えば嘘になるが。
俺にはすでに永久と言う可愛い恋人がいたので、そこは意地で男を貫いた。
てか、俺は女よりもサッカーボールにしか興味がなかった。
女が絡むと色々面倒だったので俺は小中高とサッカーボールにずっと夢中だった。
サッカーボールを追いかけている時が、俺にとって一番夢中になれる時だった。
いわば俺は小さい頃から典型的なサッカー少年だ。
それこそ暇さえあれば、サッカーボールを持って外で友達と遊んでいた。
途中、人生で色々あり。中2の時はじめて女と付き合ったが、それも結局はながくは続かなかった…――。
でも今はそんな事より、俺には永久と言う可愛い恋人がいる。
それに俺は幼い頃から、あいつがずっと好きだった。
今あいつと両想いになれて、本当毎日が楽しくて幸せすら感じてしまう。
まあ、あいつが俺のことをずっと好きだったってあの日、告白された時は舞い上がりそうになったけど……。
俺はあいつのあー言う、いじらしくて可愛い所が大好きだ。
俺を小さい頃からずっと、好きだったって所も俺に言わせればアイツがもう可愛くてしょうがない。
俺は暴走しかける自分の思考にその場で、フタをすると咄嗟に我に返った。
我に返るとまだアイツが一人で、女の話をしていた。
俺は隣で呆れて細貝に一言いった。
「おい細貝!」
「早くとっとと、ストレッチすまそうぜ!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
81 / 202