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12月
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海斗が記憶をなくして半年がたった。
記憶をなくした当初は思い出そうとしていた海斗だが、最近はそんな素振りさえ見ない。
もう望みはないとわかっているのに、どうしてこんなに好きなのだろう?
俺は帰りの電車に揺られながら、ふとそう思った。
すると、腰に違和感を覚えた。
「っ・・・」
これは、もしかして痴漢か・・・?!
俺は珍しく慌てた。
だって、俺は誰にも触れられずにこれからも生きてゆくつもりだったから・・・
こんなところで、汚されてたまるかっ
でも、男子高生が電車で痴漢にあうってどうなんだ・・・?
・・・無理だ。
いえるはずが無い。
それに、どうせ俺は誰にも触れられないんだ。
穢れても問題ないかもしれない。
そう、諦めかけたときだった。
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