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その後 19
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そして、その日の放課後。
俺はてっきり一緒に帰るものだと思っていたのだが、朝霞さんが
「今日は僕が夕食作るね!」
と、はりきって一人先に帰ってしまった。
一緒に帰りたかった・・・。
思わず、ため息が出る。
「はあ・・・」
カバンに教科書を詰めながら少し、いや、かなり残念に思った。
まあ、そんなウジウジ言ってる時間ももったいないし。
さっさと帰って、朝霞さんの料理してる姿見よっと。
そう、席を立った時だった。
「ねえ、颯君!」
いきなり、
今まで話したこともないようなクラスメートに、声をかけられた。
「なに・・・?」
俺、早く帰りたいんだけどなあ・・・
そう思っちゃうと、どうにも話すのが億劫になってしまう。
結果、ちょっとやな感じに喋ってしまった気がする(相手は全く気にしてなかったけど)。
・・・でも、そんなどうでもいい考えはこの後の一言でぶっ飛ぶのだった。
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