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その後 28
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俺は、突然のノートの登場にかなり困惑していた。
告白の返事と、なんの関係があるのだろうか・・・?
どんなに考えても、まったく分からない。
すると朝霞さんは、俺が考えている事をわかっているのか
「これ、覚えていないかも知れないけど、颯くんのノートなんだ」
と、ノートを渡しながら説明してくれた。
ただ、俺は余計に混乱していた。
どうして俺の告白の返事と、俺のノートが関係あるのだろうか・・・?
しかもあのノート、なんだかボロボロで汚れてるし・・・
そう思って俺は、
「見てごらん」
と、進める朝霞さんに従い、ノートを開いてみた。
すると・・・
「・・・ディア かいと・・・かい、と・・・?」
『颯、大好きだよ』
『素直に甘えられるようになるまで、このノートに思ったこと全部かくんだよ?』
『俺のせいで、いじめられてるんだろう?! なんで言ってくれなかったんだ!』
『心配だし、委員会終わるまでまってる。だから、一緒に帰ろう』
『颯!危ない!!!』
『君は・・・誰・・・?』
『弘樹と付き合うことになったんだ』
『弘樹っ!!!!!!!』
・・・
ああ、そうか・・・
全部、思い出した。
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